2024年04月10日投開票だった「第22代 国会議員総選挙」で多くの韓国ウォッチャーが韓国を見限りました。「ああ、韓国は本当に駄目なんだ」と。
もちろん韓国人の皆さんが韓国の行方を決めるので、駄目になろうが、世界から見放されようが好きにすればよろしいことです。
しかし、総選挙後、「政治的でないものなど一つもない」韓国で行われているのは、朝鮮半島の伝統である政争です。
日本が併合して近代化する前の、「オレが正しい」「あいつらが行っているのは不当なことだ」と日夜言い争う戦いです。韓国は、尹錫悦(ユン・ソギョル)政権が終わるまで、次の大統領が決まるまで、これを続けるでしょう。
もちろん韓国にとって真に必要な政策は進みません。
左派進歩系の、頭がヘボまっている国会議員が国会の過半数を押さえているからです。こうして韓国は何より貴重な時間を失っていくのです。
ですので、韓国ウォッチャーはもはや「あほらしくて」韓国の政界について語る気力も起きないのです。
韓国ウオッチャーがやる気をなくしても、揉め事は続いています。今になって韓国司法が李在明(イ・ジェミョン)さんの措置に動いています。今から動いたところで間に合うかどうか……ですが、やらないよりはやった方がいいでしょう。
李在明に逆風
李在明(イ・ジェミョン)さんは、次期『共に民主党』の党首に立候補しているのですが、司法リスクの逆風が強くなっています。
李在明(イ・ジェミョン)さんが京畿道知事時代に、公的な法人カードを私的に流用したとして、すでに起訴されています。2024年07月07日、検察は李在明(イ・ジェミョン)、金恵景(キム・ヘギョン)夫婦を併せて召喚調査することに通報しました。
↑眉毛の描き方がおかしなことになっている李在明(イ・ジェミョン)さん。なんだかマジックで描いたみたいになっています
李在明(イ・ジェミョン)さんは裁判を長引かせることを狙っています。
疑惑が多く、複数の裁判を掛け持ちする状況(計11件の疑いで4件の裁判)となっているのですが、裁判所に案件を併せて審議するようにと申請を出しました。
ところが、2024年07月10日、検察側は「そうはいくか!」と、大法院(最高裁判所に相当)とソウル中央地法に対して「ひたすら裁判遅延と宣告回避のための申請」であって、むしろ事案を分離して、次々と先に判決を出すべきと意見表明しています。
進行している「公職選挙法違反容疑」の裁判は09月06日、偽証教唆容疑の裁判は09月30日に決審公判が進行します。
最終公判が終わったら、普通1カ月後には判決が出るはずです。
つまり、早ければ10月中に李在明(イ・ジェミョン)さんの疑惑に対して何らかの司法判断が出ます。
李在明京畿道知事を支援した『SBW』元会長は実刑判決!
2024年07月12日、李在明(イ・ジェミョン)さんが京畿道知事時代に、社をあげて支援した『SBW』(サンバンウル)のキム・ソンテ元会長に実刑判決が出ました。
↑キム・ソンテ『SBW』(サンバンウル)元会長。李在明(イ・ジェミョン)さんチームとべったりで、北朝鮮に送金していた疑惑で追加起訴されています。社員に北京経由で北朝鮮に現金を持ち出させていました。とんだブラック企業もあったものです。
水原支法刑事第11部は2024年07月12日午後、
・政治資金法違反容疑に対して懲役1年・執行猶予2年
・賄賂供与などの容疑に対して懲役2年6カ月
という判断を下しました。
京畿道の「北朝鮮スマートファーム」支援のための事業費500万ドル
李在明(イ・ジェミョン)知事の北朝鮮訪問費用300万ドル
計800万ドルを北朝鮮に代納した疑いもあります。
これに関しては、Money1でも以下の先記事でご紹介したとおり、李在明(イ・ジェミョン)知事の下で平和副知事に任命された李華泳(イ・ファヨン)さんが、すでに実刑判決(懲役9年6カ月)を受けています。
・外国為替取引法違反および証拠隠滅教唆の容疑:懲役1年6カ月
・賄賂および政治資金法違反の容疑:懲役8年および罰金2億5,000万ウォン
小計:懲役9年6カ月 + 罰金2億5,000万ウォン
――というわけで、李在明(イ・ジェミョン)さんへの逆風がまた強まっているのです。
検察が「李在明許すまじ」になってきた
検察が李在明(イ・ジェミョン)さんへの圧力を強めているのも、李在明(イ・ジェミョン)さんおよび『共に民主党』が原因といえます。
李在明(イ・ジェミョン)さんは、自分が複数の疑惑をもたれて司法リスクがあるので、国会で「検察の弾劾案」を次々と提案しているのです。もちろん、李在明(イ・ジェミョン)を守るというバカな防弾議員が賛同しています。
検察側は当然、反発。
立法府が李在明(イ・ジェミョン)を守るために、個々人の検察官をターゲットにしている、これは政治家が自身の身を守るために行っている不当な措置だ――としています。
全くそのとおりです。
李在明(イ・ジェミョン)さん個人を守るために行っているのです。政治家が司法判断を曲げようと、国会で検察官を弾劾するという決議を行うのですから、驚く他ありません。
検察、司法が「李在明(イ・ジェミョン)許すまじ」となっても当然でしょう。また、早くこの男を監獄に入れないと、検察官、裁判官がどんな難癖をつけられるか分かったものではありません。
李在明(イ・ジェミョン)さんの監獄行きを阻みたい議員が(忠誠心を示すためか)「検察弾劾」を叫んでいるわけなので、入れてしまえば声も収まります。
今から始めて間に合うか?
尹錫悦(ユン・ソギョル)政権は成立直後に、すぐさま前文在寅の遺産を根こそぎ刈り取って、処分してしまうべきでした。もう何度だっていいますが、これを行わなかったのが、尹錫悦(ユン・ソギョル)政権の何よりの失策なのです。
アンカーが「李在明が危うし」なんてタイトルをつけていますが、ずーっと「危うし」なのです、この人は。
韓国の司法がまともになってスピード感をもって処理し、次の大統領選挙の前に李在明(イ・ジェミョン)さんを監獄行きにしなければなりません。
今から始めて間に合うかい?――なのですが、次の大統領選挙に間に合わせるのが必須です。
尹錫悦(ユン・ソギョル)政権が今なすべきことは、左派・進歩系の議員連、李在明(イ・ジェミョン)さん、文在寅さんを監獄に送って、次の韓東勳(ハン・ドンフン)大統領を誕生させるための花道を作る――ことです。
これが達成されなければ、韓国の保守寄りの皆さん、また司法の皆さんは根こそぎ、左派・進歩系の次期大統領に吊るされることになるでしょう。
特に司法の皆さんは、文在寅前大統領時代にどんな人事が行われたのか、その目で見たはずです。
もっと危機感を持って、「左派・進歩系の監獄送り」を実施すべきなのです。でなければ、次は「あなたが」社会的に葬られることになります。
(吉田ハンチング@dcp)