ロシアで逃亡した北朝鮮兵士が捕まる。ロシアでもご飯が食べられなかった

広告
おススメ記事

友達がいないので、ロシアは北朝鮮と濃厚な協力関係を深めています。

Money1でもご紹介したとおり、北朝鮮の兵士がすでにウクライナ戦争に参戦しており、しかも脱走兵が出た――という情報が出ています。

北朝鮮がウクライナ戦争に派兵。18人がロシア軍から脱走!
非常に興味深い情報が出ています。北朝鮮が弾薬だけではなく、ウクライナ戦争において兵士をロシア軍に供給している証拠が出た――というのです。組み入れられた北朝鮮兵士が戦線から脱走し、ロシア軍が追っている模様です。2024年10月15日、ウクライ...

ウクライナ戦争に不足する兵士不足を北朝鮮から調達する動きを深めています。これら兵士は、「ウクライナ軍が押し込んだクルスク州を奪還するため」に投入されるものと見られます。

先にご紹介したとおり、プーチン大統領がわざわざ北朝鮮を訪問し、事実上の軍事同盟を締結しました。今回の北朝鮮兵士のロシア派兵はここで筋道がつけられたと考えられます。

北朝鮮兵士の派遣、発覚の流れ

06月19日

プーチン大統領が北朝鮮を訪問。「包括的戦略的パートナーシップ条約、医療・医学教育・科学分野の協力に関する協定、両国国境の豆満江にかかる道路橋の建設に関する協定」を締結。

10月03日
ウクライナメディアが――ドネツク近郊のロシア軍占領地へのミサイル攻撃の結果、北朝鮮軍将校6人を含む20人以上が死亡。北朝鮮兵士3人が負傷――と報じる。

10月04日
『Times』が情報機関から得た情報として――ロシア軍が使用して煎る600万発の砲弾のうち約半分は北朝鮮製である――と報じる。

10月11日

『ISW』(Institute for the Study of Warの略:戦争研究所)が報告書(ISWプレス)において――すでに数千人の北朝鮮軍人が対ウクライナ戦争のための訓練を受けていて、2024年末までに前線に送られる可能性がある――と書きました。

10月14日
ロシアのプーチン大統領は――ロシアと北朝鮮間の「包括的戦略的パートナーシップに関する条約批准に関する法案」を国家院に提出。

10月15日
ウクライナメディアが――北朝鮮籍兵士をブリヤート大隊に組み込みんで編成。しかし、ブリャンスク州とクルスク州の境界線上にある陣地から北朝鮮籍兵士18人が脱走――と報道。この時点では逃亡兵士は行方不明。

10月16日

ウクライナのゼレンスキー大統領は――北朝鮮が軍事活動や工場での労働のために人員を動かしている(ロシアに派遣している)――と述べました。

北朝鮮兵士はロシアでも飲まず食わず。で脱走!

以下が2024年10月21日の注目すべき動きです。

10月21日
韓国政府は駐韓ロシア大使を呼び「ウクライナ戦争から北朝鮮兵士を撤退させる」ように要求。ロシア大使は「北朝鮮との協力は韓国の安全保障上の利益に反するものではない」と反論。

同日、ウクライナメディア『LIGA.net』は、ウクライナ国防省主要情報総局の関係者からの情報として――ブリャンスク州のコマリッチスキー地区(Komarichsky District)で、陣地から逃走を図った北朝鮮軍人18人はロシア軍に拘束された――と報じました。

さらに以下ように報じています。

(前略)
情報によれば、北朝鮮からの40人の軍事教官が、ロシアの占領部隊約50人と共に、クルスク州ホムトフスキー地区コリャチェクの森に駐留していました。

北朝鮮側はロシア兵に対して軍事目的の気球の使用を指導する一方で、ロシア側は北朝鮮兵に、現代歩兵戦闘の技術を教えていたとされています。

また、訓練の終了後、北朝鮮兵は数日間にわたって森の中に放置され、食糧や指示も与えられない状態に置かれたとのことです。

その後、10月14日に一部の北朝鮮兵が、指揮官を探すために自主的に持ち場を離れることを決断しました。
(後略)

⇒参照・引用元:『LIGA.net』「Военных из КНДР, сбежавших с позиций под Курском, могут бросить на штурмы – источник」

この情報では、北朝鮮兵士はロシアに来ても食料が与えられずの状態だったので脱走に踏み切った――となっています。

飢餓に苦しむ北朝鮮から国家承認でロシアに逃げ出せて、これだご飯が食べられるかと思いきや、ロシアでも飢餓状態に追いやられた――というのですから本当に無茶苦茶です。

爆撃しとけば良かった……

北朝鮮は、「ロシアがウクライナ戦争遂行のため」の兵士・弾薬を供する補給拠点になったわけです。

返す返すも1994年のクリントン政権時に北朝鮮を爆撃しておくべきでした。あの敗戦以来、戦争を経験していない日本はまったく腑抜けになったのです。この失策はもう取り返せません。

やるべきときに武力行使も辞さない国でなければ、国民の安全、国土の保全などできません。それが私たちが生きている世界の現実です。

(吉田ハンチング@dcp)

広告
タイトルとURLをコピーしました