2025年06月27日、中国の商務部が面白いプレスリリースを出しました。以下をご覧ください。
中韓自由貿易協定第2段階第12回交渉が韓国で開催
2025年6月23日から27日にかけて、中韓自由貿易協定(FTA)第2段階第12回交渉が韓国ソウルで開催された。
双方は、
越境サービス貿易、
投資、
金融サービスならびに、
ネガティブリスト方式による市場アクセス――などについて踏み込んだ協議を行い、積極的な進展を遂げた。
中韓自由貿易協定は2015年12月20日に発効し、両国の貿易と投資の成長を力強く促進してきた。
双方は、第2段階交渉を通じて、サービス貿易および投資の高水準な自由化の実現に取り組んでいる。
韓国は、多国間の貿易協定ではなく、二国間自由貿易協定(FTA)を多くの国と締結するのだ――を志向しています。
その上でFTAの締結数が増えると「経済領土が拡大した」などと述べます。経済領土って何だよ――と大笑いな言説ですが、韓国はいたって真剣です。
中国商務部のこのプレスリリースによると、世界的に問題になっている「越境ECサイト(中国からポンコツ製品がイナゴのようの押し寄せる)」や、誰が中国に投資なんかするかよ!な「投資」、自由な資金移動ができるかどうかも怪しい中国の金融などについて、「進展があった」となっています。
今となっては世界中が理解していますが、中国との自由貿易協定など「外国は損をするばかり」です。
安値の叩き合いになると、中国製品には絶対勝てません※ので、自国企業を守るためには、アメリカ合衆国のように「中国にはバカ高い関税を科す」のが正解なのです。
※赤字でもいいから輸出しろという企業ばかりなのでまともな競争原理が働きません。普通ならそんな企業は倒産してなくなるのですが、中国では事実上デフォルトしてもゾンビの如く「稼働している」ようにします。ダンピング価格で流入する中国製品に対抗できないので、外国のドメスティックな企業は業績が傾くばかりなのです。実際、韓国でも鉄鋼企業は青息吐息になっています。
中国には何も言えない韓国は、交渉の中で四苦八苦しているものと推察できます。
あらかじめ予測しておきますが、「中国にも謝謝、台湾にも謝謝」を標榜する李在明(イ・ジェミョン)は、恐らく韓国が不利になっても中国に対して何もしません。
(吉田ハンチング@dcp)







