韓国がどん底景気に陥っていることの証明です。
2025年08月11日、韓国の雇用労働部が「2025年07月雇用行政統計で見た労働市場動向」公開したのですが、この中に見逃せないデータがあるのです。
「雇用保険加入者数」は「1,559万9,000人」となり、対前年同月比で「18万人増加」しました。これだけ見ると良いことに見えますが、問題は以下です。

2025年07月は求人率が「0.4」しかありません。
「雇用24」というのは、韓国雇用労働部が運営する全国統一のオンライン雇用サービスプラットフォームです。
日本のハローワークの求人情報システムをネット化したような存在で、求職登録、求人登録、失業給付申請、職業訓練案内などが一元化されています。
以前は地域ごとや機関ごとに分かれていた求職・求人データを「雇用24」に集約しています。
求人率「0.4」は、「新規求職者1人に対して、新規求人が0.4件しかなかった」ということを意味します。しかも2022年ならどんどん下がっている点にも注目してください。
まさに「どん底不景気」な結果ですが、これは日本の有効求人倍率との直接比較はできません。
韓国の求人倍率は「その月に新規に登録された求人数 ÷ 新規に登録された求職者数」で算出されます。
対して日本の「有効求人倍率」は、新規だけでなく継続中の求人も含めた総求人 ÷ 有効求職者で求めます。
この違いはあるにしても、日本の状況とはまったく異なります。日本の厚生労働省のデータによると、以下のように有効求人倍率は「1.22倍」、新規求人倍率は「2.18倍」です※。
※ただし2025年06月です。07月のデータはまだ公開されていません(2025年08月13日現在)。
令和7年06月の有効求人倍率は1.22倍で、前月に比べて0.02ポイント低下。
令和7年06月の新規求人倍率は2.18倍で、前月に比べて0.04ポイント上昇。
日本の新規求人倍率は「新規求人数 ÷ 新規求職者数」で計算しますので、韓国労働雇用部の「求人倍率」と比較できます。
(新規求職者1人に対して、新規求人が0.4件しかない)
新規求人倍率:2.18
(新規求職者1人に対して、新規求人が2.18件もある)
――という結果なのです。韓国はどん底景気で「仕事がない」のですが、日本は「仕事は十分あって人手不足」という状況なのです。
韓国の皆さんは大変ですね。
(吉田ハンチング@dcp)








