韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんが、アメリカ合衆国のトランプ大統領との米韓首脳会談を行いました。

韓国メディアでは「李在鎔(イ・ジェヨン)はうまくやった」という声が上がっていますが、果たしてそうでしょうか?――です。
公開された冒頭の記者会見部分では、トランプ大統領をおだてあげて、お追従でなんとかガラをかわしたように見えます。
問題は非公開部分。本当は何があったのか?――が重要です。
一つは「合衆国に強要されている対米投資の金額です。
2025年07月末、ギリギリで妥結した関税交渉ですが、このときは「対米投資を3,500億ドル行え」でした。
これに「1,500億ドル」が上乗せされました。
韓国メディアの書きようが明らかにおかしくなっています。まず『朝鮮日報』から記事の一部を以下に引きます。
キム・ヨンボム政策室長は25日(現地時間)、ワシントンDCのあるホテルに設けられた韓国プレスセンターでのブリーフィングで、
「両国は造船分野で最大1,500億ドルを含め、エネルギー、核心鉱物、バッテリー、半導体、医薬品、AI、量子コンピューティングなど戦略産業の強化を支援するために金融パッケージを活用することにした」とし、「拘束力のないMOUで金融パッケージの造成と運営を規定することに合意した」と明らかにした。
キム室長は「本日発表した企業の(1,500億ドル)投資は米国に対する直接投資だ」とし、「それは(関税協議の際に合意した)3,500億ドル投資ファンドとは別物だ」と述べた。
(後略)
⇒参照・引用元:『朝鮮日報』「정책실장 “1500억불은 직접투자, 투자 펀드 3500억불과 별개”」
つまり――、
❶3,500億ドルファンド(関税交渉パッケージ)
韓国政府・金融機関が主導する投資ファンド
❷1,500億ドル直接投資
韓国大手企業が合衆国内の工場建設・研究拠点・造船所・エネルギー関連などへの投資。
――であり、要は「韓国は計5,000億ドルを合衆国に投資する」ことになったのです。
さらにいえば、韓国は5,000億ドルもの巨額を合衆国に吸収されることになったというわけです。
ちなみに韓国の外貨準備は直近(2025年07月末時点)で4,113億ドルしかないのです。

↑2022年01~07月の韓国の外貨準備高の推移。
もちろんいっぺんに出すわけではありませんが、合衆国が韓国に要求している金額がいかに法外なものであるかが分かるでしょう。
もはや「ただの恐喝」です。
(吉田ハンチング@dcp)






