韓国「統一教会・韓鶴子総裁の逮捕状審査」22日。注目は「金の流れ」日本の被害総額1,237億円「韓国に3割が送金された」証言アリ!

広告
おススメ記事

2025年09月18日、金建希(キム・ゴンヒ)関連疑惑を捜査する韓国特検チームは、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁の拘束令状を請求しました。

特別検察は、先を争うようにして(役にも立たない)内乱疑惑を調査し、尹錫悦(ユン・ソギョル)前大統領と金建希(キム・ゴンヒ)夫人を罪に落とそうとしています。

まるで中世の「魔女狩り」のような光景です。

21世紀にもなって、このような醜悪な事態が展開されているのはとても信じられないことです。しかも自国を先進国、法治国家と言い張る国で行われているのです。

韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁が、取り調べを受けているのは、金建希(キム・ゴンヒ)夫人に対して以下のような嫌疑をかけているからです。

違法政治資金の提供:2022年1月、教団の対政権要望(支援)を働きかける目的で、権性東(Kweon Seong-dong)議員に1億ウォンを渡した疑い(政治資金法)。
hani.co.kr

・不正請託・収賄
いわゆる「建晋法師」全成培(チョン・ソンベ)ルートで、金建希さんに高価なネックレスやバッグを渡し、教団に便宜を図らせようとした疑い。

教団側の海外事業(カンボジア開発案件など)への関与働きかけも取り沙汰されています。本人と教団は「当該元幹部が独断でやった」と関与を否定。

・証拠隠滅教唆・業務上横領
上記一連の資金や贈与の裏付けとなる資料・資金の扱いに関する容疑。


↑特検の捜査に出頭する韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁。こんなお婆さんの身柄を拘束してどうしようというのか――なのですが(老人虐待といわれても非難されても仕方ないようなやり口です)、とにかく尹錫悦(ユン・ソギョル)さんと奥さんを吊るせ、で特検は必死です。

韓国特検は「証拠隠滅の恐れがある」として、逮捕状を請求したのですが、2025年09月22日にはソウル中央司法裁判所が判断します。

しかし、韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁に対する調査で「何が出るか」は注目されます。

特に「お金の流れ」について検察は執拗に追うべきです。

日本で約1,237億円を集金した! 韓国には3割が送金されたと証言アリ

2022年09月09日付け、日本『毎日新聞』の記事にれば、

世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の本部に約20年間在籍し、2017年に教団を離れるまで家庭教育局の副局長だった桜井正上(まさうえ)氏(48)が毎日新聞の取材に応じ、教団が掲げた献金の目標が年間300億円近い規模だったなどと証言した。

⇒参照・引用元:『毎日新聞』「旧統一教会元幹部が実名証言 韓国への送金『推計年100億円』」

――と書いています。

同記事によると、あくまでも推計ですが、年間100億円もが韓国に送金されていたことになるのです。また、司法資料にも統一教会が巨額の資金を集めていたという集計があります。

(2) 旧統一教会が、一般市民に対し、印鑑、念珠(数珠)、石板、壺、多宝塔、釈迦塔、人参濃縮液などを先祖の因縁を解放するためなどと欺罔し、畏怖・困惑させて、不当に高い価格で売り付けたり、多額の献金・貸付を強要したりする、いわゆる霊感商法や霊感献金等による被害は、当連絡会が集計した被害者の相談だけでも、同封の資料等1のとおり1987(昭和62)年から2021(令和3)年12月までの35年間に合計3万4537件、被害合計は約1237億円にのぼっており、現在もなお同様の被害相談が当連絡会だけではなく、全国の法テラスや全国統一教会被害対策弁護団にも寄せられている。

これらの相談は氷山の一角であり、被害全体はさらに巨大な規模となるものである。

⇒参照・引用元:『Couts in Japan』公式サイト「全国霊感商法対策弁護士連絡会 声明 世界平和女性連合の女子留学生日本語弁論大会について 2023年06月15日 全国の各自治体の皆様へ」

「全国霊感商法対策弁護士連絡会」が集計したものだけで、1987~2021年の35年間に被害合計は「約1,237億円」です。

『しんぶん赤旗』の2022年09月30日付け報道によると、これは『毎日新聞』と同じく、統一協会日本本部の元家庭教育局副局長の櫻井正上(まさうえ)さんに取材したものですが、

(前略)
また「今でも、日本から莫大(ばくだい)な献金が世界(韓国)に送られているはずです」と証言。

本紙の取材では、日本で月約20億円近くを集め、うち約3割が韓国の協会本部に送金されたとみられます。

日本の統一協会は韓国にある「世界本部の、特に教団トップから下りてくる指示には応じる他ありません」と韓鶴子総裁らの指示が“絶対”になっているという実情も明かしています。
(後略)

⇒参照・引用元:『しんぶん赤旗』「徹底追及 統一協会 高額献金 モラル違反“今も韓国へ送金のはず”元幹部の手記入手」

統一教会で約20年間務めた櫻井さんの言葉が正しいのであれば、日本で集金された巨額の資金の約3割は韓国に送られたはずなのです。

そのお金はどこへ流れたのでしょうか。

お金の流れを追えば、新たな事実が明らかになるでしょう。例えば北朝鮮への送金、あるいは日本の政治家などへの還流が出てくる可能性もあります。


↑京畿道・加平にある教団の施設「天正宮(Cheon Jeong Gung / HJ Gung)」。巨額資金が韓国に流れたからこそ、このような呆れるような豪華な施設が造成できたと見られます。

統一教会が「反共」の名の下に、日本の政界とも密接に関係していたのは周知の事実です。

政界の裏面史を明らかにするのは、生き証人である韓鶴子総裁が存命のうちに行うべきでしょう。

朝鮮半島の裏面史もまた明らかになる可能性があります。

金建希(キム・ゴンヒ)夫人の調査など、正直どうでもいいので、特検法チームの皆さんは今のうちに盛大に資料を押収し、証言を取り、記録を残しておいてほしいものです。

(吉田ハンチング@dcp)

広告
タイトルとURLをコピーしました