韓国為替当局「ウォン安が急伸」1年6カ月ぶり口先介入!⇒ またドルを溶かすか。

広告
おススメ記事

2025年10月10日、秋夕チュソクの連休が明けたとたん、ウォン安が急伸しました。

上掲は2025年10月10日(金)、市場終了時点でのドルウォンチャートですが、長い陽線となりました(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。

終値こそ1,430を(ギリギリ)割っていますが、一時は「1ドル=1,430.52ウォン」まで到達しました。

2025年10月13日(月)、『韓国銀行』と企画財政部は共同で、

為替当局は最近の内外要因によってウォンの変動性が拡大している過程で、市場の偏り発生の可能性などに警戒感を持ち、綿密にモニタリングしている

――という共同声明を出しました。

口先介入です。実に1年6カ月ぶりの口先介入です。

どのくらいマズい状況なのか、週足のチャートで見てみましょう。

当記事制作時点(まだアメリカ時間が終わっていない2025年10月13日(月)22:15)のチャートなのですが、「1ドル=1,427ウォン」で、短い陰線となっています。

さすがに外為当局も「1ドル=1,430ウォン」を突破確定されてたまるか――というところです。

2024年12月16日の週から、2025年04月21日の週にかけて、ウォン安進行で揉み合ってダブルトップを作り、その後はウォン高方向となって一服つけていたのですが、ここにきてウォン安が急伸しました。

ダブルトップ期間の(ヒゲではなく確定した)高値は、2025年01月13日の週の始値「1ドル=1,472.95ウォン」です。

「1ドル=1,430ウォン」突破が確定して上に抜かれると、少なくともダブルトップのネックラインまでいくかな……なのですが、そのネックラインは「1ドル=1,426~1,432ウォン」。

すでに達している――と見ることも可能です。つまり、これを抜かれると(チャート的に)大変にマズいのです。

2025年第1四半期には、外為当局はウォン安防衛のために29億6,000万ドルを溶かしたことが分かっています。

さて、当局の口先介入は効くでしょうか。またドルはどのくらい溶けるでしょうか。

乞うご期待です。

(吉田ハンチング@dcp)

広告
タイトルとURLをコピーしました