2025年10月29日、アメリカ合衆国のトランプ大統領が離日し、韓国を訪問。

韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんと会談を行いました。
先にご紹介しとおり、国民から拍手喝采を浴びるはずだった「素晴らしい大統領によって米韓関税交渉は妥結しました」はありません。まだ揉めているからです。
トランプ大統領からすれば、明日に予定されている「習近平さんとの米中会談」こそが本命であって、李在明(イ・ジェミョン)さんとの会談などただの「前座話」に過ぎません。
ただし、李在明(イ・ジェミョン)さんが面白いことを言い出しました。韓国メディア『朝鮮日報』の記事から一部を以下に引きます。
(前略)
李大統領はこの日、国立慶州博物館で開かれた米韓首脳会談拡大会合の昼食会の冒頭発言で、トランプ大統領に「ひとつ申し上げたいことがある。トランプ大統領に十分に説明できず、若干の誤解があるようだ」とし、「(原子力推進潜水艦の)燃料供給を許可していただければ、われわれの技術で在来式武器を搭載した潜水艦を数隻建造する」と述べた。李大統領は「ディーゼル潜水艦は潜航能力が劣り、北朝鮮や中国側の追跡活動に制限がある」とし、「朝鮮半島の東海(原文ママ:引用者注)、西海(黄海)の海域防衛に(原子力推進潜水艦を)活用すれば、米軍の負担も相当減るはずだ」と述べた。
李大統領は「すでに支持してくださっているものと理解しているが、使用済み核燃料の再処理、ウラン濃縮の部分について実質的な協議が進展するよう指示してくだされば、より早い速度で問題が解決するだろう」と述べた。
(後略)
ウラン濃縮の許可を大統領に直訴しました。
合衆国と韓国の間には123協定(U.S.-ROK 123 agreement:原子力協定)があり、韓国は以下が厳しく制限されています。
高濃縮ウラン(軍用級)取得 ⇒ 不可
使用済み燃料の再処理(プルトニウム抽出) ⇒ 不可
濃縮ウラン生産 ⇒ 実質禁止
冒頭発言で言い出したことは、明らかに韓国内でのウケを狙ってのことですし、「すでに支持してくださっているものと理解している」という言い方がいやらしいです。
李在明は今日、
・韓国に核燃料サイクルの自由度をよこせ
・技術はある。原子力潜水艦を作るから認めろ
と、ウラン濃縮権限の解除を大統領に直訴したわけです。
これは絶対に阻止しなければなりません。北朝鮮・中国の脅威を例に出していますが、とんでもない。世界最悪の反日国家である韓国は、日本に対する刃として使うつもりです。
※Atomic Energy Act of 1954(合衆国原子力法)第123条(Section 123)に基づく協定のことです。
(吉田ハンチング@dcp)






