韓国【検察の不起訴】に現職城南市長が激怒。「市民のためにお金を取り返す!」⇒ 李在明またピンチ。

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先にご紹介した――韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんに連なる「大庄洞テジャンドン開発」不正疑惑案件について、意外なところから反撃の狼煙が上がりました。

城南市の現職市長である申相珍(シン・サンジン)さんです。


↑検察の控訴放棄に激怒した申相珍(シン・サンジン)城南市長。

本件はもともと李在明(イ・ジェミョン)さんが城南市長だったころに、『城南都市開発公社』を使って民間の事業者に巨額の利益を与えた――という構図で、関わった全員がグルでした。

最も注目すべきところは、この開発事業でもうけたお金が5,000~8,000億ウォンとも推定されるのに、『城南都市開発公社』には1,822億ウォンしか入らなかったことです。

なぜそうなったのかというと、一味のユ・ドンギュさんが当時『城南都市開発公社』の企画本部長であり、「1,822億ウォン以上の利益を得られる機会を放棄させた」からです。

そのため幾ら入ってきたのかが今もって正確には不明で、しかもこの一味はもうけたお金を分けてしまったのです。

つまり、これは城南市に損失を与えたことであり、城南市民の利益を消してしまったのと同義になります。

現城南市長である申相珍(シン・サンジン)さんは、この点について指摘し、検察の控訴断念について激怒。

「城南市は、市民の税金を守り、正義を確立するために、あらゆる行政的・法的能力を総動員する。

検察の控訴放棄の過程に外圧や政治的介入があったのであれば、その真相を必ず究明する

――と述べました。

一点突破、全面展開だ!

城南市は市長の方針の下に、2025年11月10日、

「検察の控訴放棄は、第一審裁判部が指摘した『長期的癒着関係に基づく腐敗犯罪』に対し、国家の刑罰権を放棄し、免罪符を与えた不当な決定であり、城南市民の財産上の被害を放置した職務遺棄に当たる」と批判。

「検察は数千億ウォン規模の損害を与えた民間業者の犯罪行為に対して控訴を放棄することで、市民財産回復の機会を自ら断った。

これは検察本来の職務を放棄した行為であり、到底納得できない処置だ」と指摘。

城南市は、市民財産の回収を目的に民事訴訟の拡大を進めるとともに、検察の控訴放棄決定に対する高位公職者犯罪捜査処(公捜処)への告訴・告発手続きに着手することを決定しました。

城南市および『城南都市開発公社』は、検察が保全処分を行っていた総額2,070億ウォン規模の資産について仮差押えを推進する考えも示しています。

「検察の控訴放棄」を職務遺棄および職権乱用の容疑で、高位公職者犯罪捜査処へ『城南都市開発公社』が告訴、城南市は告発する方針――としました。

さらに、城南市は現在進行中の関係者に対する(民事の)損害賠償請求訴訟に起こし、検察が起訴した業務上背任による損害額「4,895億ウォン」を含めて訴訟金額を拡大し、市民被害の全額回収を目指して法的対応を強化する――としています。

控訴をやめる決定をした検察など信用できないので、城南市長のオレが告訴を主導してやる――というわけです。

さあ、李在明(イ・ジェミョン)さんと愉快な仲間たちは、この申相珍(シン・サンジン)市長の動きをどのようにして封じるつもりでしょうか。

申相珍(シン・サンジン)市長ってどんな人?

なかなか勇ましい申相珍(シン・サンジン)市長ですが、この人はもともと市民運動とも接点のあった人です。

1956年06月28日、ソウル生まれで、2025年11月11日時点で69歳。ソウル大医学部卒の医師で、城南・中院チュンウォン地域でクリニックを開き、市民運動にも関わった「地域に腰を据えた医師」だったのが政治の出発点です。

学生時代〜若い頃は民主化・労働運動にも参加しており、城南の工業地帯で「夜は少年労働者に教える」ような活動もしていた――と紹介されます。

つまり出発点は「反権威・草の根活動」寄りの人です。

しかし、2000年前後に大きく名前がクローズアップされたのは大韓医師協会会長のとき。医療制度・医薬分業を巡って政府と強く対立し、このときに「闘う医師」というイメージがつきます。また、この頃から保守側との接点が太くなります。

その後、『ハンナラ党』⇒『セヌリ党』⇒『国民の力』につながる保守寄りの政治家となり、城南市中院区で4選。地元の保守寄りベテラン議員となりました。

2020年の総選挙で敗れてしまいましたが、2022年の選挙で勝ち、城南市長に就きました。

就任前から「市政正常化委員会を作って大庄洞テジャンドンなど先の政権の疑惑を洗う」と公言していた人でもあります。

申相珍(シン・サンジン)市長のお手並み拝見――です。

(吉田ハンチング@dcp)

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