誰もそのとおりやらない(笑) その02

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予測しないといけないのは「上がる」か「下がる」かのどちらですので、当たる確率は50%。この確率を上げるためにINDEX(指標)を読む力が重要だと筆者は考えます。INDEXを読む力はそのINDEXがそもそも何を意味しているのか、どういう課程をへて計算されているのかを理解している方が良いでしょう。

INDEXの考案者はなぜその知識を広く開示するのしょうか? それで儲かるのであればそれを独占していればいいじゃないか、という疑問を持つのは当然ですね。その答えは意外と簡単です。「教えても誰もそのとおりやらない」からなのです。

例えば、Money1では何度も取り上げているMACDの考案者アペルさんは、40人の生徒に投資の仕方を教えて実践させたとしても、2週間たつと教えたとおりの方法を使っているのは20%ぐらいになってしまう、と語っています。

つまり、優れた投資方法を編み出し公開したとしても、それを聞いた人たちがすぐに自分なりの変形メソッドを作ってしまうのです。ほとんどの人はうまい勝利方法を聞いても、それだけでは飽き足らないのですね。

面白いのは、アペルさん以外の考案者たちも同じようなことを言っていることです。以前のMoney1の記事にもなっていますが、ボリンジャーさんも「ボリンジャーバンドの神話として……」と、自身の考案者したINDEXが違う使い方をされていると発言しています。

INDEXを読む力は必要で、それについては考案者の話をよく聞いても、使う際になると「誰もそのとおりやらない」のです(笑)。「こうすれば儲かりますよ」という投資家(なんですかね)はネット上にあふれておりますが、その人の話を参考にはしても、そのメソッドどおりにやる人は、実はほとんどいないのではないでしょうか。

ということは、聞かなくてもいいってことになりませんか!?

(吉田ハンチング@dcp)

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