割安株の見分け方 その25「MACD」その9「下落局面でのMACD」

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MACD」についての説明が続きますが、これはMACDが非常に重要な指標(INDEX)だからです。ネットでさまざまに解説されているMACDですが、ボリンジャーバンドと同じで、考案者が推薦する使用方法・見方が継承されているわけではありません。その差、あるいはズレが日本市場にうまく当てはまるから、であればいいのですが、「なぜかそうなっている」みたいな場合には、売買タイミングを失したりする可能性もあります。

考案者のジェラルド・アペル自身は、「下落局面」「下落トレンド」におけるMACDについて、「買い ⇒ 売る」のシグナルはあまり正確ではない、と言及しています。つまり、株価の下落トレンドでは、MACDは使うべきではない、と読めます。

アペル自身の言葉を引きます。

(前略)下げトレンドのときのMACDのパフォーマンスを示している。この期間の買いシグナルは、トレンドに逆らう取り引きとなり、あまり利益は出ない。(後略)

このように考案者自身が「下落トレンドにおいて、逆張りにMACDのサインを使うこと」に警告を発しているのです。

ネット上では、しばしば「MACDがシグナルをクロスして下から上に追い越せば買い、逆に、MACDをシグナルが上から下に追い越せば売り」と説明されますが、それは非常に大まかなルールを説明しているに過ぎません。Money1では、できるだけアペルの提案するオリジナル「MACDの使用法」についてご紹介するようにします。

その上で、実際にどのようなルールで使うかは、読者の皆さんが決めれば良いでしょう。

(高橋モータース@dcp)

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