「明日の株価なんか誰も予測できない」「過去のデータをいくら分析しても明日の株価が分かるわけではない」のが真実。それならダーツを投げて投資する銘柄を決めても同じなんじゃないのか? というのはよくある話。
ただし、ここから一気に株式市場にお金を投資して儲けるのは難しい、また「バイ・アンド・ホールド戦略こそ正しい」とすぐ言い出すのはどうか、と筆者などは思うのです。まず、株式マーケットで「明日株価がどうなるか」とは、
●上がる
●下がる
のどちらなのか、が問われているわけです。上がると思うから買い、下がると思うから空売りするのですから。当然ですがその判断は50%の確率で当たります。上がるか下がるかのどちらかなので。ただし、例えば4銘柄を売買して2銘柄の上下動が当たるということではありません。常に50%の確率なので、4銘柄を売買して全部思惑が外れるということはあり得ます。
また、例えば4銘柄の売買を行って、その思惑が3銘柄で当たったら勝率は75%ですが、トータルでマイナスになったなんてこともあり得ます。
同じように4銘柄の売買を行って1銘柄しか思惑どおりにならなかったとしても、売買による利益がトータルでプラスになっていれば、それはそれで投資成功といえますね。4銘柄の売買を行って、1勝3敗で勝率25%かもしれませんがトータルでは「浮き」ですからね。
結局のところ、できることは勝率をできるだけ上げることです。これができれば株式にお金を張って儲けることが可能になりましょう。そのために筆者はINDEX(指標)を読む力、INDEXに対する基礎知識が重要だと考えています。
お題の「誰も先生の言うとおりやらない」まで行き着きませんでしたが(笑)、次回はその話についてです。
(吉田ハンチング@dcp)