安値トレンドの進行がどこまで続くのか注目されている韓国通貨「ウォン」。2020年03月27日(金)が(ほぼほぼ)締まりました※。28日(土)の07:37現在(日本時間)、ドルウォンチャートは以下のようになっています(チャートは『Investing.com』より引用)。
先の記事では陽線だったものが、また反転して陰線になりました。結局、27日はウォン高方向進行で終幕です。ただし始値「1ドル=1,212.95ウォン」-終値「1ドル=1,212.73ウォン」ですのでわずかに「0.22ウォン」のウォン高です。上下に大きく動いたわりには微少な結果でした。
ローソク足1本が1分間の値動きを示す「1分足」で見ると以下のようになります。
天井・天底は先の記事でご紹介したときのママです。天井「1ドル=1,227.05ウォン」は22:15(日本時間)につけましたが、その天井圏からほぼ始値まで戻ってしまったわけです。
本日をもって03月第4週目が締まりました。ローソク足1本が1週間の値動きを示す「週足」で見てみましょう。
03月第4週目は長い陰線となりました。ローソク足の実体線で見ると、隣の03月第3週目の長い陽線とほぼ同じ長さで、つまりは第3週目のウォン安進行分を第4週目でほぼ元に戻したわけです。大山鳴動してネズミ一匹なプライスアクションですが、韓国通貨当局はほっとひと息ついたのではないでしょうか。
ただし、新型コロナウイルス騒動は治まったわけではありませんし、影響が顕在化するのはむしろこれからです。さて、翌週はどのような展開となるでしょうか。
追記
2020年03月30日(月)の市場が開きました。再びウォン安方向へ進行しています。本記事と併せてお読み頂ければ幸いです。
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いつもチャートを引用させていただいている『Investing.com』の描画が不安定ですので後で修正があるかもしれません。
(柏ケミカル@dcp)