2026年01月16日(金)の相場が締まった時点で、KOSPIは「4,840.74」と史上最高値を更新して終了しました(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。

2025年01月16日の終値:2,527.49
2025年12月30日の終値:4,214.17
――でしたから、KOSPIはこの1年で「約91.5%」値上がりで、ほぼ2倍となりました。2025年末と比較しても「約14.9%」上昇しています。
問題は「誰が韓国株式にお金を突っ込んでいるのか」です。KRX(韓国証券取引所)の直近
カ月のプレーヤー別の純買収金額を見ると、以下のようになります。

個人投資家:-6兆4,117億ウォン
外国人投資家:-8兆4,183億ウォン
をはじめほとんどすべてのプレーヤーが売り越しなのです。
しかし、この売りをほぼ一手に受けて立ち「22兆5,473億ウォン」も買い越しているプレーヤーがいます。
KRXの分類では「金融投資」です。証券会社・投資顧問会社・アセットマネジメント会社などが自身で投資した売買に当たります。
注意していただきたいのは、これらの会社が自己勘定、つまり自身の資産を売買したものであって、顧客の資金ではありません。
例えば『未来アセット証券』『メリッツ証券』など、証券会社ごとに、それら会社自身の固有資産を投資して収益を上げるトレーディング部門が存在します。また、『サムスン資産運用』のような資産運用会社も、顧客の資金ではなく、会社の資産を用いて直接投資を行います。
これらが直近3カ月で約22.5兆も買い越しているのです。
では、なぜ証券会社は自己勘定でこれほど巨額の買い越しを行っているのでしょうか。
⇒参照・引用元:『韓国 大統領府』公式サイト「증권사 리서치센터장들과의 오찬 간담회 관련 강유정 대변인 서면 브리핑」
上掲のとおり、2025年09月18日、韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんは、15社の証券会社リサーチセンター長との昼食ミーティングを行っています。
06月初旬の大統領選挙を前に、李在明(イ・ジェミョン)さんは「KOSPI 5,000時代の実現」という選挙公約に掲げ、05月に約4,000万ウォン(2万8,860ドル)相当のETFを購入。「当選すれば今後5年間、毎月100万ウォンずつ追加投資する」と誓約しました。
また「4カ月間で、ETF投資は約1,160万ウォンの利益を上げた」と姜由楨(カン・ユジョン)報道官は述べています。

韓国は個人投資家の比率がとても多い市場ですが、その個人投資家はむしろ売り越し、外国人投資家も売り越しているのに、証券会社の自己勘定取引だけが巨額買い越しです。
なぜでしょう?
李在明(イ・ジェミョン)さんの政権の功績というのは、現在では「株価が上昇している」というただ一点のみです。これを支えるための「官製相場」だとしたら?
もうひとつ。官製相場をつくりやすいKOSPIの特殊性があります。
KOSPIは、
指数寄与度が極端に集中
浮動株が少ない大型株が多い
(『サムスン電子』『SKハイニックス』など)
という特徴があり、数銘柄を一定量買えば、指数は持ち上がるという特徴があります。証券会社が自己勘定で「市場全体を支える」ことが、構造的に可能な市場※。
これはアメリカ合衆国市場ではほぼ不可能、日本でも困難です。韓国市場の特殊性といえます。
※KOSPIは価格加重ではなく時価総額加重で、上位銘柄の時価総額変動が指数に直結しているという特徴もあります。
傍証があります。
先にご紹介したとおり、前科三犯の金民錫(キム・ミンソク)国務総理(= 首相)は(全国同時地方選挙のための)全国をドサ回りして、李在明(イ・ジェミョン)さんと愉快な仲間たちの正当性をアピールしているのですが、以下のように株価チャートをバックに誇らしげに振る舞っています。

↑春川で李在明(イ・ジェミョン)さん政権の国政について説明する金民錫(キム・ミンソク)首相。バックには右肩上がりのKOSPIのチャートが出ています。世にもあほらしいことに、この韓国全土をドサ回りする説明会を「K-国政説明会」と呼称しています。
もしKOSPIの急上昇が「KOSPI 5,000」を達成するために、証券会社もグルになった官製相場だとしたら――というのはいかがでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)







