2026年08月06日、『韓国銀行』が「2026年06月」の国際収支統計を公示しました。
当月は大きな黒字を達成しました。以下をご覧ください。
↑黄色の傾向ペンでフォーカスしているのが2026年06月の経常収支です。2026年06月
貿易収支:478億9,170万ドル
サービス収支:-12億8,960万ドル
第1次所得収支:32億7,050万ドル
第2次所得収支:-1億4,220万ドル
経常収支(上記4つの合計):497億3,040万ドル⇒データ出典:『韓国銀行』公式サイト「ECOS」
貿易収支が「478億9,170万ドル」まで拡大し、第1次所得収支も「32億7,050万ドル」を達成したため、小さなマイナスなどものともせず、経常収支黒字は「497億3,040万ドル」と韓国史上最高額となりました。
2022年01月~2026年06月の韓国の経常収支の推移は以下になります。

先月(2026年05月)の経常収支が「386億740万ドル」で過去最高だったのですが、当月はこれを上回り最高額を更新しました。
ここまで経常収支黒字が膨らんだのは、もちろん貿易収支が過去最大になったためで、その原因はMoney1でもしつこくご紹介してきたとおりメモリー半導体のおかげです。
ちなみに2026年01~06月累計の経常収支黒字は「1,910億1,030万ドル」になります。
当月の見どころは、やはり金融収支の方です。経常収支が「497.3億ドル」もあるということは、ニアリーイコールで金融収支側も巨額になっていることを意味します。
ご注目いただきたいのは、金融収支の中の証券投資です。負債の側は以下のようになっています。

証券投資・負債の部は-263億2,410万ドルとなっています。この内訳がスゴいのです。
Equity securities(株式):-316億1,230万ドル
Debt securities(債券):52億8,820万ドル
小計:-263億2,410万ドル
外国人の皆さんは韓国株式市場で316.1億ドルも売却しています(キャッシュアウト)。前月(05月)も「-310億5,120万ドル」で巨額の資金流出があった点を見逃さないでください。
ちなみに01~06月累計は「1,062億8,010万ドル」です。
債券で52.9億ドルが入ってきています(キャッシュイン)が、合算で236.2億ドルの資金流出というわけです。
韓国政府および、韓国メディアは経常収支が過去最高!――と大喜びしていますが、半導体市況によるものであって、一本足打法が深まった結果です。その一本足がつまずいたら――すっ転びますので――「ご用心」です。
(吉田ハンチング@dcp)






