09月12日、JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOは、仮想通貨ビットコインは「詐欺であり、崩壊する」と発言しました。「ビットコインは継続されない。どこからともなく通貨を生み出せたり、それを購入する人が賢いと思われているようなところでビジネスはできない」と語っています。
また、自社のトレーダーが仮想通貨を取り引きしていたら「すぐクビにする。その理由は二つ。まず就業規則違反。第二に間抜けだから。いずれも危険だ」とも発言しました。
この発言により一時10%以上も急落。その後やや持ち直しましたが4,000ドルまでは戻していません。
2017年初めから現在までのビットコインの価格推移を見てみましょう。下のようになります。
2017年1月1日には「958.74ドル」でしたが、5月20日には「2,002.79ドル」を付けて2,000ドルラインを突破。06月12日には「2,950.69ドル」と3,000ドルに迫ります。その後いったん下げ基調となり、07月16日には「1,919.29ドル」と2,000ドルラインを割り込みます。しかし、以降は上昇基調を続け、8月31日には最高値「4,707.00ドル」に達しました。
下はこの1週間のビットコインの値動きです。
09月08日に一気に下落しています(①の矢印)が、これは中国で「仮想通貨の取引所を禁止する」というニュースが流れたためです。12日のダイモンCEOの発言があってから13日にかけても下げが進んだ(②の矢印)ことが分かります。
実はビットコインだけではなく、他にたくさんある仮想通貨もほとんどがこのところ下げ基調です(例外はありますけれども)。これについては別の記事で触れることにいたしましょう。
⇒デ-タ引用元:『coinmarketcap.com』
https://coinmarketcap.com/
(柏ケミカル@dcp)