中国は韓国をはるかに上回るどん底景気で、中国本土に進出した外国企業の事業縮小が相次いでいます。
2025年06月30日、日系の伊藤洋华堂(イトーヨーカドー)成都市・金融城店が正式に閉店しました。2022年01月に開店してからわずか三年半の閉店となりました。
↑2025年05月に出た金融城店の閉店のお知らせ。
中国本土ではスーパーマケットや小売店が「お客さんが来ない」とひどいことになっており、実店舗経営は景気が大変によろしくありません(ECでも過当競争で惨状です)。
↑1997年11月21日に成都市に開業したイトーヨーカドーの1号店「春熙店」は、2022年に閉店。25年の歴史に幕を引きました。
また、中国本土メディアは――親会社である『セブン&アイホールディングスグループ』が昨年発表した閉店計画によれば「伊藤洋華堂の店舗を約26%閉鎖し、2026年02月までに店舗数を93店に削減する」という方針を掲げています。最大の海外市場である成都の伊藤洋華堂でも閉店の動きが続く可能性があります――と書いています。
翌07月01日には、『上汽フォルクスワーゲン』の南京工場が閉鎖されました。
今天,上海大众南京工厂正式关闭。
1200万应届毕业生又迎来3000名就业市场上的竞争对手。 pic.twitter.com/10rCbc9SrM
— 老周横眉 (@laozhouhengmei) July 1, 2025
↑2025年07月02日に投稿された南京工場閉鎖の動画。
同社は『上海汽車集団』とドイツ『フォルクスワーゲン』との合弁会社で、40年以上にわたって提携を維持してきた。しかし、2023年07月には上海の安亭第一工場も閉鎖されています。
2024年09月以降には南京工場も閉鎖されるとの報道が出ていましたが、今回正式に南京工場も閉鎖されたのです。
閉鎖の理由は販売台数の減少によるもの――とされています。
先にMoney1でもご紹介しましたが、中国共産党の電気自動車全振りによって、安値叩き売りのレッドオーシャンになり、外国自動車メーカーは事業が成り立たなくなっています。ドイツの自動車メーカーも苦境に陥っています。
(吉田ハンチング@dcp)