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韓国の「なんとか基金」は「張り子の虎」ばかり!「30.7兆」規模と言うが「4.2兆」しかない!

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韓国は、なにかというと「○○基金」(「なんとかファンド」)を作りたがる不思議な国です。

「新型コロナウイルス騒動で経営難に陥った韓国の基幹産業を支援する!」として作られた「基幹産業安定基金」もその一つですが、これの前に「証券市場安定基金株式市場安定基金)」「債券市場安定基金」の2つが発足しています。

「証券市場安定基金」は、当初10兆ウォン規模とされ、韓国株式市場が急激な下落に見舞われたら、この基金からお金を突っ込んで支えるという目的のために作られました。

いわば「株式市場介入のための基金」です。

一方の「債券市場安定基金」は、20兆ウォン規模とされ、韓国債券市場が急激な下落に見舞われたら、この基金からお金を突っ込んで支えるという目的のために作られました。

いわば「債券市場介入のための基金」です。

どこから「10兆ウォン」「20兆ウォン」を用意するかというと、証券会社などの金融機関、国策銀行が資金を提供する――という話でした。

以降「予定どおりお金が集まった」という話は聞こえてこず、「どうなったんだろう」と「?」だったのです。

ところが、韓国メディア『毎日経済』の2020年07月02日付け「03~04月にコロナ企業の融資増加額46.6兆、昨年一年の増加額超え」という記事に、ちらっと2つの基金のお金事情について触れる部分がありました。

以下に引用します。

10兆7,000億ウォン規模の「証券市場安定基金」は現在、1兆2,000億ウォンが造成された。「債券市場安定基金」(20兆ウォン規模)の組成規模は3兆ウォンである。

⇒参照・引用元:『毎日経済』「03~04月にコロナ企業の融資増加額46.6兆、昨年一年の増加額超え」

強調文字は筆者による

最初は10兆ウォンとしていた「証券市場安定基金」は「10兆7,000億ウォン」に規模は膨らみましたが、集めたお金は「1兆2,000億ウォン」。「20兆ウォン規模」というふれこみの「債券市場安定基金」は「3兆ウォン」しか集まっていないのです。

2つの基金合わせて「30兆7,000億ウォン」の資金がないといけないのに「4兆2,000億ウォン」にとどまっています。わずか「13.7%」です。

つまり、両基金とも張り子の虎で中はガランドウ。ぶち上げただけで全くやる気がない(あるいは実現性がない)のは明らかです。

もっとも、この2つの基金については、今さらお金が集まったところで仕事はありません。

というのは、新型コロナウイルス騒動による大暴落に慌てて「『株式市場安定基金』『債券市場安定基金』をつくる!」としたのですが、発足してみたら大暴落は天底を打って反転上昇しており、必要がなくなったからです。

まさにアホらしいの一語に尽きます。

(柏ケミカル@dcp)

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