「投資」と「投機」の違いとは何でしょうか?
Money1編集部が読者の皆さんに勧めているのは、あくまでも「投資」であって、「投機」ではありません。この二つの違いについて、『ウォール街のランダム・ウォーカー』の著者であるバートン・マルキールは次のように述べています。少し長いですが、引用します。
「私は投資というものを、配当や金利、賃貸料など、かなり確実性の高い収入の形で利益を上げること、および長期間保有して値上がり益を得ることを目的とした金融資産の購入、ととらえている。」(P.22より引用)
また、
「投資と投機を区別する基準は、
・どのような期間で投資リターンを考えるかがはっきり意識されているかどうか
・リターンが合理的に予測できるかどうか
の2点にある。」
とも。つまり、「投機」に字面からも危うさが感じられるのは、そこに合理的に予測がつかない要素が含まれているからなのです。
もし、あなたが今「何かお金を投じなければならない儲け話」に直面しているのであれば、それが上記の2点について再度考えてみてください。リターンの得られる期間と予測について合理的に考えられる話でしょうか?
もしできないのであれば、それは「投機」であって「投資」ではありません。