イーロン・マスクCEO率いる電気自動車会社『テスラ』は、2019年にセミトラックを発売する、とすでに発表しています。
テスラのセミトラックは航続距離800km(充電時間30分)、18万ドルとのことですが、「model3」の生産工程も全然予定どおりにいっていないことから、トラックについても大丈夫なのか、と疑問視する声が根強くあります。
そんな中、アメリカでテスラに挑戦する会社が現れました。『THOR TRUCKS(ソー・トラックス)』という会社です。THORは、電気駆動のトラックを開発しており、航続距離480km、価格15万ドルのモデルを2019年に発売予定です。
↑『THOR TRUCKS』製セミトラックのプロトタイプ「ET-One」。
THOR TRUCKSは、Dakota Semler(ダコタ・セムラー)CEOが率い、従業員は18名、ノースハリウッドで創業してわずか2年の会社ですが、すでに試乗できるプロトタイプのセミトラック「ET-One」を完成させています。
↑手前がDakota Semler CEOです。
全国的な充電設備などが必要になりますし、これから幾つものハードルを超えていかなければなりませんが、このようなチャレンジする会社が次々と現れるのは、アメリカらしい美点でしょう。
ちなみに会社名になっている「THOR」は、ハリウッド映画でも(マイティー・ソーとして)有名な、北欧神話の「トール神」から取られていますね。
(柏ケミカル@dcp)