中国で「食糧危機」が発生するかどうか注視されているのですが、穀物価格は高騰を続けています。2020年10月18日、中国共産党の御用新聞の一つ『環球時報』に「トウモロコシ」の価格が過去4年間で最高に値上がりした、という記事が出ました。
中国は、2020年台風・洪水で全土の半分が水浸しになったといわれています。当然穀物の収穫も良くないはずで、先にご紹介したとおり穀物の輸入を大幅に増やしていますが、それでも追いついていないようです。
トモロコシの価格は2017年以降最高値を更新し続けており、同記事によると以下になります。
秋の祝日後トウモロコシの価格が急騰
1トン当たり:2,600元
(2017年比較:1,000元値上がり/62%上昇)
1トン当たり:2,600元
(2017年比較:1,000元値上がり/62%上昇)
また以下のような報告もあります。
(前略)
09月には、飼料の原料となるトウモロコシの価格が前年同期比で7%以上上昇しました。また、でんぷんやアルコールなどのトウモロコシ加工下流製品の価格も急騰しており、09月のトウモロコシアルコールの価格は前年比22%以上上昇しました。
コーンスターチの価格は、今年の初めの1トン当り2,220元から今週は1トン当り2,900元に上昇し、30%以上上昇しました。
(後略)⇒参照・引用元:『環球時報』「トウモロコシの価格は1トンあたり1,000元上昇しました!専門家:災害は主な原因ではありません」
事態は動いています。この先どうなるのか注視していなければなりません。
(吉田ハンチング@dcp)