アメリカ合衆国で政権交代が明らかになりつつあり、韓国でもバイデン大統領とどう付き合っていくかなどが議論されています。甚だしいのは「誰かバイデン陣営とコネクションはあるのかよ」なんて話まで出ていることです。
で、韓国メディア『ソウル経済』に「米TPP(Trans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreementの略:環太平洋パートナーシップ協定)再加入推進の可能性…韓国は新しい通商戦略を組まなければならない」という記事が出ました。同記事には、まず、
という予想が出ています。TPPはアメリカ合衆国のトランプ大統領が蹴って出たため、仕方なく(日本がとても頑張って)TPP11としてスタートした経緯があります。
トランプ大統領は2017年01月に「永遠に離脱する」としましたが――先にご紹介したとおり、トランプ大統領は2018年01月のダボス会議で「復帰するかもよ」という旨の発言を行い、日本はじめ頑張ってきたメンバー国を呆れさせました。
結局、復帰はなかったわけですが、確かにバイデン大統領の場合、改めてTPPについて議論する可能性はあります。
この可能性についてキム・ヨンミンLG経済研究院長が提起し、「政府は、中国が主導した『域内包括的経済連携協定(RCEP)』に重きを置いてきたが、通商政策に一大転換が必要な場合もある」などと、TPPに色気を出したような発言をしているのです。
韓国は太平洋と関係ありませんし、最大の貿易相手国が中国で依存していますのでTPPに加盟するのは相当無理スジではないでしょうか。まず日本が参加に難色を示すでしょうし。
⇒参照・引用元:『ソウル経済』「”美 TPP 재가입 추진 가능성…韓, 새로운 통상전략 짜야”」
(吉田ハンチング@dcp)