韓国らしい事態となりました。日本・中国に対抗するために必要と「韓国国防部」が「2030年代初頭には戦力化」と鼻息が荒かった「韓国版軽空母」ですが、2021年度の予算編成でそのための予算が99%削られました。
まず、韓国国防部のこれまでの声明(および態度)は以下のようなものでした。
2030年代初頭までに韓国版軽空母(3万トン級)を戦力化
2020年末までに概念設計を終える
2021年から基本設計に着手する
2020年も終わりそうですが、概念設計を終えられるのでしょうか。2021年から基本設計開始!と息巻いていましたが、予算は以下のようになったのです。
「韓国版軽空母」2021年度予算
国防部からの要求:101億ウォン
決定予算:1億ウォン(要求比:0.99%)
国防部からの要求:101億ウォン
決定予算:1億ウォン(要求比:0.99%)
要求に対して「1%」にも満たない金額しか認められず、99%以上も減額されました。
1億ウォンは日本円で「約960万円」です。これでは恐らく技術者一人分の人件費も出せないでしょう。計画が公表されてから4カ月ほどで早くもこの体たらくですが、
(前略)
軍当局者は「今後、軽空母の導入に対する国民的支持が広がって、事業の妥当性があると結論が出れば、2022年度の国防予算に(関連予算が)反映されるだろう」と述べた。
(後略)⇒参照・引用元:『東亜日報』「靑이 챙긴 경항모, 예산 대부분 삭감」
という呆れた言説も報じられています。軍が必要とするから中期防に盛り込んだはずなのに、これから国民的コンセンサスを得て初めて予算がつくというのです。
実に韓国らしい話といえますが、韓国版軽空母は初手からつまずきを見せています。
(吉田ハンチング@dcp)