2021年02月04日(02月05日05:19更新)、『日本経済新聞』に「アップル、日本勢にEV生産打診か、水平分業の決断迫る」という記事が出ました。
同記事によれば、『Apple』は電気自動車の製造を巡り、日本を含む複数の自動車メーカーに生産を打診しているもよう――とのこと。
「韓国メーカーで決まるかは分からない。(アップルが)どこにつくらせるか、交渉を進めている段階だ」。あるサプライヤー幹部は明かす。
アップルからの打診について、ホンダやマツダは「コメントできない」(広報)と説明。三菱自動車は「そのような事実はない」(同)とし、日産自動車はコメントを控えた。
とのこと。フタを開けてみたら、『起亜自動車』ではなく日の丸メーカーが生産することになったら傑作なのですが。
<<追記ここまで>>
アメリカ合衆国『Apple』は、元から自立走行可能な自動車についての開発プロジェクトを進めてきました。しかし、実際に自社で製造を行うつもりはさらさらなく、車体は外部に委託して作ってもらう予定といわれています。
この外部委託会社が韓国『現代自動車』グループになり、2021年02月中に提携の契約が行われると報じられています。
もっともらしいプランでは以下のようになっています。
『Apple』は、そのために数兆ウォン(4兆ウォンの報道あり:筆者注)を投資する
韓国メディア『Korea Business』によると、「アップルカーは2025年に発売されるとアナリストは予測している」と書いています。
もっともらしい話になっているのですが、アナリストが誰かも書いていませんので真偽不明です。ちなみに、『現代自動車』では『Apple』との提携について社内の意見は割れている――と報じられています。
また、「『現代自動車』は他社のために自動車を生産しているわけではない」という勇ましい意見も報じられており、そんな態度だから韓国の半導体企業は台湾『TSMC』に先んじられるのだ、などと思わされます。また「提携するならグループ企業の『起亜自動車』になるだろう」という声も報じられました。
そのため、『起亜自動車』の株価が急騰したほどです(チャートは『Investing.com』より引用:以下)。
さすがに『CNBC』も契約締結の最終段階と報じていますので、事実無根ということはないでしょうが、これで「だめでした」になると株価も下がりますし、すでに資金を投じた投資家から非難の声が上がりそうです。
さてどうなりますか、楽しみに結果をお待ちください。
(吉田ハンチング@dcp)