韓国の自動車メーカーは「勝ち組」「負け組」の明暗がくっきりとしてきました。
勝ち組
『現代自動車』
『起亜自動車』
『現代自動車』
『起亜自動車』
負け組
『韓国GM』
『ルノーサムスン』
『双竜自動車』
韓国の自動車産業は全体として弱体化を続けていますが、その中でも上記のとおり、存続できそうな「勝ち組」と存続できなそうな「負け組」が明確になっているのです。
負け組に入っている『ルノーサムスン』では現在「全職員を対象とした早期退職者募集」を行っています。人員調整しないとならない局面なのです。2020年は700億ウォンの赤字となったからです。
この人員調整に対して、労働組合は対決姿勢を見せています。韓国メディア『マネートゥデイ』の報道によれば、
(前略)
ルノーサムスン労組は、組合員2,165人を対象に争議行為賛否投票を行い、57.5%(1千245人)の賛成多数でストライキを可決した、と2日、明らかにした。
(後略)
ルノーサムスン労組は、組合員2,165人を対象に争議行為賛否投票を行い、57.5%(1千245人)の賛成多数でストライキを可決した、と2日、明らかにした。
(後略)
となっています。ただし、すぐにストライキを行う予定はないようです。以下のように労組関係者の話を引いています。
(前略)
労組関係者は「今回の賛否投票は、ストライキのためだけにではなく希望退職を装った使用者側の構造調整に防御権を確保するための手段」と述べた。
(後略)
労組関係者は「今回の賛否投票は、ストライキのためだけにではなく希望退職を装った使用者側の構造調整に防御権を確保するための手段」と述べた。
(後略)
「希望退職者を装った」が奮っています。外資系の自動車メーカーがなぜ韓国に製造拠点を置いているのか本当に不思議ですね。
(吉田ハンチング@dcp)