韓国の文在寅政権は親北・親中の姿勢を貫いており、アメリカ合衆国には文句を言うくせに中国には何も言えません。
韓国は輸出一本で成立している国であり、その輸出の最大の相手国は中国ですので、お得意様には文句は言えないのも無理もないことですが、そろろろ合衆国の忍耐も限界に達しそうです。
合衆国と中国、どちらを取るのか韓国政府は態度を明確にはしていませんが、では韓国民はどう考えているのでしょうか。
「米中対立の下で韓国人の選択」は?
実は、あの韓国の経団連といわれる『全国経済人連合会』が、「米中対立、国民の選択は?」としてプレスリリースを出しています。
これは、20歳以上の成人1,010人を対象に「米中対立の下で韓国人の選択」を調査した結果をまとめたものです。
結果は、日本人からすると意外なものかもしれません。以下をご覧ください。
アメリカ合衆国:6.8点
中国:3.5点
※10点満点
アメリカ合衆国の好感度
20代:6.9点
30代:7.0点
中国の好感度
20代:2.8点
30代:2.6点
中国の好感度は、合衆国には全然敵いません。また、面白いのは以下の結果です。
アメリカ合衆国:70.7%
中国:19.0%
朝鮮半島の平和のために必要なのは?
アメリカ合衆国:75.9%
中国:16.0%
という具合で、中国と比べて合衆国の方が韓国にとってより必要だと考えているのです。また、以下もご覧ください。
アメリカ合衆国:57.7%
中国:25.7%
差は詰まりましたが、韓国は現在合衆国とより親しいとしています。
なぜ合衆国を支持するのか? なぜ中国を支持するのか?
なぜ合衆国を大事と考えるかを、合衆国を支持すると回答した人に聞いたところ、以下のような結果になっています。
第1位 自由民主主義、市場経済の同じ価値観を共有しているから……41.4%
第2位 朝鮮半島の平和のために重要な安全保障同盟だから……35.9%
第3位 世界1位の経済大国との協力関係を強化したいから……16.2%
同様に中国を支持する理由を聞いたところ以下のような結果になりました。
第1位 14億の人口の巨大市場があり経済的協力の機会を得たいから……55.4%
第2位 北朝鮮の核問題を解決するために重要だから……21.4%
第3位 中国が新覇権国に成長するから……13.8%
誠に申し訳ないのですが、Money1で先にご紹介したとおり、中国の人口は2020年に14億人を割り込んでこれからどんどん減少していく予定です。また、中国の巨大市場という言葉にだまされてひどい目に遭う企業、人が後を絶ちませんので、中国市場に幻想はもう抱かない方が良いかと思われます。
また、北朝鮮が基本的に中国の言うことを聞かないのは、2020年で証明されたことですし、こちらも一種の幻想の類いではないでしょうか。また、米中対立が激化している状況ですので、中国が新しい覇権国家になるかどうかも微妙な線になってきました。
――というわけで、韓国の人が合衆国・中国のどちらを選ぶのか、アンケートの結果をご紹介しましたがいかがだったでしょうか。韓国の人はおおむね合衆国を重要と考えているようなのですが、なぜ国民を代表する政府は合衆国にアレな態度を取り続けるのでしょうね。
⇒参照・引用元:『全国経済人連合会』公式サイト「米中対立の下で韓国人の選択」
(吉田ハンチング@dcp)