暗号資産に詳しくない方はご存じないかもしれません。「取引所コイン」というのは、暗号資産取引所が自身で作った仮想通貨のことです。問題は、自分たちで作成したホワイト・ペーパーを自分たちで審査して上場していることです。
利益相反が問題になりますし、もしかしたら相場を操作するかもしれないということで、韓国政府は05月28日に改正した「特定金融取引情報の報告と利用等に関する法律」によって、暗号資産取引所がセルフ発行したコインについて売買・交換を禁止するとしました。
先にご紹介したとおり、現在韓国には「ISMS」の認定を受けた暗号資産取引所は20ほどあります。これらの取引所が発行した「取引所コイン」だけでも7つあると把握されています。
法改正によって取引所コインは法改正以降に急落し、投資家に被害を与えています。この先も、(韓国の)その取引所が発行したコインなのにそこでは上場が廃止されるという事態になり、流動性がほとんど失われることが予想されます。
韓国では急速に暗号資産に対する締め付けが厳しくなっているのです。
(吉田ハンチング@dcp)