2021年06月11日、韓国の関税庁が「2021年06月01~10日 輸出入の現状」を公表しました。以下です。
2021年06月01~10日
輸出:172億7,500万ドル(約1兆8,925.5億円)
輸入:178億8,700万ドル(約1兆9,597.0億円)
貿易収支(輸出 – 輸入):-6億1,200万ドル(約-6,705.1億円)
輸出:172億7,500万ドル(約1兆8,925.5億円)
輸入:178億8,700万ドル(約1兆9,597.0億円)
貿易収支(輸出 – 輸入):-6億1,200万ドル(約-6,705.1億円)
月初め10日間の貿易収支は赤字です。輸入金額が恐らく下にぶれますので国際収支統計では黒字になるでしょうが。
主な輸出品目別の増減を見ると以下のようになります。
主要品目増減(対前年同期比)
半導体:37.5%増加
乗用車:136.9%増加
石油製品:70.2%増加
無線通信機器:18.9%減少
船舶:29.5%減少
液晶デバイス:16.1%減少
半導体:37.5%増加
乗用車:136.9%増加
石油製品:70.2%増加
無線通信機器:18.9%減少
船舶:29.5%減少
液晶デバイス:16.1%減少
半導体が増加しているのはともかく、乗用車が「136.9%増加」というド派手な数字が目を引きますが、これは2020年同月があまりにも悪かったためです。なにせ、インドで新車が1台も売れないなどという異常事態が起こった時期でしたので(これは正確には04月)。
【驚愕】04月はインドで一台もクルマが売れなかった!『現代自動車』業績悪化のシグナル
タイトルの「ママ」で、出落ちのような記事で大変に恐縮なのですが、新型コロナウイルス騒動で世界経済に大ブレーキがかかる中、驚愕の報道が出ました。2020年04月、世界的に大きな自動車市場であるインドで新車販売が1台も記録されなかったというので...
また「石油製品」が「対前年同期比:70%増」を達成していますが、これもどん底からの回復です。なにせ韓国の4大精油企業がお通夜のような状況となっていましたので。
韓国「輸出産業」の一角「精油企業」4兆ウォンの大損! 3カ月で昨年の利益すべて吹き飛ぶ!
日本ではあまり知られていないことですが、韓国は石油製品の輸出が盛んな国で、精油産業は大きな存在感を有しています。しかし、新型コロナウイルス騒動と原油の急落もあって、業績は急速に悪化しているのです。ついに、韓国の精油大手4社の2020年第1四...
「無線通信機器(要はスマホ)」と「液晶デバイス」がいまだ昨年同期比割れというのが気になるところです。スマホと(OLED以外の)ディスプレーは商売にならなくなってきたのを示しているのかもしれません。
(吉田ハンチング@dcp)