タイトルの「ママ」で、出落ちのような記事で大変に恐縮なのですが、新型コロナウイルス騒動で世界経済に大ブレーキがかかる中、驚愕の報道が出ました。
2020年04月、世界的に大きな自動車市場であるインドで新車販売が1台も記録されなかったというのです。販売実績「0」です。
インドは、中国、アメリカ合衆国、日本、ドイツに次ぐ世界第5位の自動車消費地であり、2019年実績で約382万台が販売されている国なのです。それだけに「0台」という結果には驚く他ありません。
この衝撃の結果を韓国メディアも驚きをもって報じています。なぜ韓国がと思われるかもしれませんが、実は韓国の自動車メーカー『現代自動車』はインドの自動車市場で大きなシェアを持っているのです。
韓国メディア『韓国経済』の2020年05月02日の記事から一部を引用します。
(前略)
昨年4月には25万台が売れ、昨年03月には14万台が売れたと集計された。それなのに04月に入ってコロナ19が急速に拡散し、販売量が「0」を示したのである。インドで1位の『マルチ・スズキ』、2位の『現代自動車』という世界の自動車会社も、先月、インド市場で一台の車も売れなかったわけだ。
(後略)⇒参照・引用元:『韓国経済』「世界5位の自動車市場のインド…先月、自動車が一台も売れなかった」(原文・韓国語/筆者(バカ)意訳)
※赤アンダーライン、強調文字は筆者による(以下同)
この衝撃の結果は『現代自動車』の第二四半期の業績を大きく揺さぶることになるでしょう。
また先に、インド企業の『マヒンドラ&マヒンドラ』が破綻しそうな韓国自動車メーカー『双竜自動車』への出資を取り止めた、という件をご紹介しましたが、同社はインドがこのような事態になることを見越していたのでしょう。
ちなみに同記事にシェア1位と紹介されている『マルチ・スズキ』(Maruti Suzuki India Limited)は日本の自動車メーカー『スズキ』の子会社です。日の丸自動車メーカーへの影響も避けられそうにありません。
(吉田ハンチング@dcp)