2021年08月16日、アメリカ合衆国の財務省から「06月末時点での合衆国公債の主要ホルダーとその金額」のデータが公表されました。韓国の保有金額を確認してみます。
韓国は06月末時点で合衆国公債を「1,309億ドル」保有しています。前月から77億ドルも増加しました。
『韓国銀行』から先に公表された06月時点での外貨準備額を確認してみると、Securities(証券類)とDeposits(預金)は以下のようになっていました。
⇒Securities 4,193億ドル
(証券類)
前月比:53億ドル増加⇒Deposits 219億ドル
(預金)
前月比:76億ドル減少⇒データ引用元:『韓国銀行』公式サイト
現金たるDeposits(預金)の減少額「76億ドル」は、合衆国財務省の公表した合衆国公債の増加金額「77億ドル」とほぼ一致します。
現金を合衆国公債に換えたとして、しかし、Securities(証券類)の保有額は「53億ドル」しか増加していません。
「77億ドル – 53億ドル」で「24億ドル」分のSecurities(証券類)が消えたことになります。つまり、外貨建ての証券を売って、これをウォンに換えたので、その分がなくなったと考えられます。
なぜドルをウォンに換えないといけなかったのでしょうか。もしウォン安誘導なら合衆国に怒られることになりますが。
ちなみに、韓国の合衆国公債保有額は以下のように推移しています。
(吉田ハンチング@dcp)