小ネタかもしれませんが、韓国与党『共に民主党』の統一大統領候補・李在明(イ・ジェミョン)さんが早速大統領補選出に向けて、バラマキの宣伝を行いましたのでご紹介します。
李さんは京畿道知事であった頃から「災害支援機をもっと出すべき」と主張していたのですが、大統領になったらこれを実現するつもりのようです。
2021年10月29日、李さんは「全国民を対象に再び災害支援金の支給案を推進する」と宣言しました。
今回は実際にいくらずつ給付するのかについては言及しませんでしたが、Money1でもご紹介したとおり、2020年05月には李さんは「全国民を対象に1人当たり100万ウォンずつ配るべき」と発言していました。
これでいくらかかるかというと、ざっくり54兆ウォン(約5.2兆円)です。
李さんは、税収の増加や支出の組み直しで可能と述べていたのですが、国会予算政策処によれば税収の増加分は8兆7,000億ウォン。足りません。
つまり、国債発行によらないとその分の財源を確保できません。
文政権下で災害支援金を5回に渡って給付し、また個人事業主への損害補てんなども行ってお金をまきましたが、これによって政府負債は急増しました。
先にご紹介したとおり文政権下で政府負債は400兆ウォン(約38.8兆円)以上増えました。
歴代政権での政府負債増加額
盧武鉉政権(2003~2008年):143兆2,000億ウォン
李明博政権(2008~2013年):180兆8,000億ウォン
朴槿恵政権(2013~2017年):170兆4,000億ウォン
文在寅政権(2017~2020年):408兆1,000億ウォン
盧武鉉政権(2003~2008年):143兆2,000億ウォン
李明博政権(2008~2013年):180兆8,000億ウォン
朴槿恵政権(2013~2017年):170兆4,000億ウォン
文在寅政権(2017~2020年):408兆1,000億ウォン
もし李さんが大統領になったらこのばらまき政策は続く模様です。
昨年の時点から分かっていた話ではありますが、文政権が終わっても政府債務の増加は継続されるでしょう。
(吉田ハンチング@dcp)