Money1では連日KOSPI(韓国総合株価指数)の状況をご紹介していますが、韓国株式市場について興味深い話が出ています。
韓国メディア『ソウル経済』の記事から以下に引用します。
(前略)
6日、『大韓証券』は報告書を通じて「KOSPIの2,750線以上では現金の比重を拡大することを勧告する」とし「02月まではコスピ反等時のリスク管理強化戦略を維持する」と明らかにした。先週の反騰は「中期的下落傾向」の短期的現象に過ぎないという主張だ。
(後略)
KOSPIの「2,750」の線というのは微妙なところです。
以下をご覧ください(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
昨日、すなわち2022年02月07日(月)の終値が「2,745.06」。その前日、02月04日(月)の終値が「2,750.26」です。
ちょうど2,750ぐらいなわけですが、ここで「売れ」というのです。
理由は先週の(といっても連休明けで2日しかなかったのですが)反騰は「中期的な下落トレンドにおける瞬間的な戻しだからだ」と。
日足のママ時間軸を引いて見ると上掲のようになるのですが、『大韓証券』は中期的な下落トレンドのまだ途中、要は「先週の上昇はデッド・キャット・バウンス(dead cat bounce)だというのです。
「デッド・キャット・バウンス」というのは、「高いところから落とせば死んだネコでも跳ね返らぁ」というWall Streetならではの大変にガラのよろしくないたとえです。
当たるも八卦、当たらぬも八卦などといますが、果たしてこの『大韓証券』の説明は当たるでしょうか。
間もなく本日の韓国株式市場が開きます。
「デッド・キャット・バウンス」とは?
投資関連ニュースで「デッド・キャット・バウンス(dead cat bounce)」という言い回しが登場することがあります。「dead cat bounce」はそのまま「死んだネコが跳ねる」という意味ですが、これは「株価が大きく下落した際に一...
(吉田ハンチング@dcp)