韓国の自動車産業は弱体化を続けています。ロシア軍がウクライナへ侵攻したことで、『現代・起亜』が建設した工場も身動きが取れなくなり、2022年はその傾向がさらに強まるでしょう。
先にご紹介したとおり、2021年はマジノ線と呼んできた国内生産350万台も下回りました(もっともその前はマジノ線は400万台だったのですが)。
2021年、韓国の自動車生産台数は正確には「346万2,299台」でしたが、前年より1.3%減少です。これで6年連続の減少でどうにも縮小に歯止めがかかりません。
さらに2021年はエポックメイキングな年になりました。自動車生産台数で韓国はインドに抜かれたのです。
以下の2021年自動車生産国別Top10をご覧ください。
中国が「2,608.2万台」も生産していることに驚かれるかもしれませんが、中国は世界総生産台数の「32.7%」を占めているのです。
上掲のとおり、韓国は世界第5位の生産台数です。インドが韓国を抜いて第4位になりました。下からメキシコが迫っている点にもご注目ください。
ただ、韓国はわずか3.4万台ながらドイツを抜いたので、その点は良かったかもしれません。
しかし、韓国の自動車生産が弱体化していることは確かです。
(吉田ハンチング@dcp)