韓国の『CPTPP』※加盟問題ですが、現文在寅政権は「加盟申請は行うけど、交渉は次期政権の仕事」と決めたようです。
面倒くさくていろいろありそうな交渉は時政権担当です。時間的に仕方がないとはいえ、ちょっとズルイですな。
2022年04月08日、韓国企画財政部は洪楠基(ホン・ナムギ)副首相兼企画財政部長官の下、「第6次対外経済安全保障戦略会議」を開催しました。
↑「第6次対外経済安全保障戦略会議」で発言する洪長官。PHOTO(C)企画財政部
以下のプレスリリースによると、洪長官は以下のように述べています。
(前略)
– 特にアメリカ合衆国とのインド太平洋経済フレームワーク(IPEF)関連については、議論がより具体化され、その議論速度も早くなると見られる。参加に肯定的な方向で今後計の画を議論。– そして、何度も申し上げており、意見収束中の『CPTPP』に関しても「現在の政府内に加盟申請 – 次の政府で加盟交渉」という大きな枠で追加被害支援(農業・漁業などに予想される補償問題:筆者注)および今後のアクションプランなどについて最終点検
(後略)
上掲のとおり、合衆国がしつこく韓国に働きかけた「インド太平洋経済フレームワーク」についても、あれだけ嫌がっていたのに肯定的に参加方向でまとめるとしています。
また『CPTPP』については、大枠では「現在の政府の内に加盟申請 – 次の政府で加盟交渉」という大枠が設定されているようです。
現政権のうちに加盟申請ですから、文在寅大統領の任期が終わる05月09日までに申請するということです。
日本は迎え撃つ用意をしなければなりません。まあその後交渉ステージに入るわけなので、実際に申請が出てからでもいいかもしれませんが。
※Comprehensive and Progressive Agreement for Trans-Pacific Partnershipの略。アジア太平洋地域における経済連携協定。
(吉田ハンチング@dcp)