割安株の見分け方 その30「ストキャスティック」その1「%K」

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割安株を見つけるためにさまざまな指標(INDEX)を使いますが、より短期で売買タイミングを見極めるINDEXとして「ストキャスティック(Stochastics)」があります。これはジョージ・レインによって1950年代に考案されたINDEXで、「売られすぎ」「買われすぎ」の判断することによって売買タイミングを測るのに役立ちます。

ちなみに「stochastics」とは「確率的な」「推計学的な」という意味です。

「ストキャスティック」は「高値」と「安値」の値幅に着目し、二本の線を計算して求めます。その二本の線が「%K」と「%D」です。

まず「%K」から見てみましょう。計算式は次のようになります。

%K = (本日の終値 - ○日間の最安値) ÷ (○日間の最高値 - ○日間の最安値)  × 100

最後に100を掛けるのはパーセント表示にするためです。式の意味するところがお分かりになるでしょうか? (○日間の最高値 - ○日間の最安値)では、○日間において最高の値幅はどのくらいだったのかを計算しています。

「本日の終値 - ○日間の最安値」でその差を出して、現在の(終値に対する)株価変動が○日間の価格の変動の何割くらいなのかを計算するのです。本日の終値が○日間の最高値とイコールであれば「%K」の値は100になりますね。終値が最高値に近くなればなるほど「%K」は100に近くなります。

まずこの「%K」が何を示しているのかを理解してください。次の記事では「%D」について説明しましょう。

(吉田ハンチング@dcp)

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