またぞろ日韓通貨スワップの話。麻生閣下の「しかるべき筋を通せ」

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2023年05月に、日本の鈴木俊一財務大臣と韓国の秋慶鎬(チュ・ギョンホ)副首相兼企画財政部長官が会談を行うこととなりました。

アメリカ合衆国ワシントンD.C.でG20財務省・中央銀行総裁会議が開催されていましたが、2023年04月13日、秋長官は「日韓財務相会談を行うことに合意した」――と記者団に公表しました。

05月に韓国・仁川で開催される『アジア開発銀行』(ADB)年次総会に合わせて鈴木財務相が訪韓しますが、その際に日韓財務相会談を行うとのこと。

公式な日韓の財務相会談は、2016年に途切れてから7年ぶりのこと。

日韓関係が好転するかな、と見るとすぐにお金をせびりにくるのが韓国。「通貨スワップ」の大好きな『中央日報(日本語版)』がさっそく記事を上げています。

記事の一部を以下に引用してみます。

(前略)
今回の会議では2015年以降に途切れた韓日通貨スワップ再開の可否が議論されるか注目される。

韓日通貨スワップは為替非常時に韓国と日本通貨を交換(スワップ)する内容の協定だ。

2001年20億ドルから始まり、金融危機を経て2011年700億ドル規模に増えた。

そうするうちに2012年李明博(イ・ミョンバク)当時、大統領の独島(トクド、日本名・竹島)訪問で両国関係が冷え込み、通貨スワップ延長をめぐる論議が先送りされた。

韓日通貨スワップは2015年2月に100億ドル契約が満了した後、8年以上再開されなかった。

朴槿恵(パク・クネ)政府時代の2016年当時、柳一鎬元副首相と麻生太郎元副首相は二国間会談を行って韓日通貨スワップを再び締結することで合意したが、その年末釜山(プサン)日本領事館前の慰安婦少女像設置を問題視して日本側が一方的に議論を見送った。
(後略)

⇒参照・引用元:『中央日報(日本語版)』「韓日財務相会談、7年ぶりに再開…韓日通貨スワップは」

もう何度だっていいますが、「日韓通貨スワップ」など日本にとってはなんの益もありません。また、韓国経済が傾きだしているので、日本は手助けして巻き込まれることのないように「通貨スワップ」のスの字も口にすべきではありません。

そもそもなぜ日韓の通貨スワップが2016年に終了したのかを韓国はよく考えるべきでしょう。もう何度目か分かりませんが、麻生閣下の答弁を以下に貼ります。

「長ーい話ですんで。

えーっ……そうですね……外務大臣のころからですから……もう十数年……何百億ほどありましたかね、通貨スワップは。だんだん減ってきて。ずいぶん減ってきたんだと思っておりましたが。

民主党政権の時代にさらにがたっと減ってますわな。

そして安倍内閣が再スタートしたときに確か……音喜多先生、150億ぐらい残ってたと思うんですね。

日銀で50、財務省で100くらい残っておったと記憶しますけれど……だんだん減ってきてますんで、日銀の50が減ったときに……最後の100が財務省になったときに、

向こうの財務大臣に『大丈夫か?』と。『金回んなくなるだろうが』って言ったら『いや、大丈夫』って。『あ、そう』ってほたっておいたら困ったような顔になってきたんですけど。

『もう一回だけ言うぜ。大丈夫か?』って言ったら、『そっちが借りてくれと言えば借りてやらないこともない』とぬかしたものですから、ふざけるなと思って席を立って『はい、さいなら』。それが最後で。

それから今日まで……韓国の場合はウォンと元のスワップをしておられる、と思うんですが、元とウォンの間のスワップじゃ……間に一回入ってそれからドルに換わりますんで、コストが上がるということで、ずいぶん割を食っておられると思いますが。

その後再開というお話がありましたんで、あの、元はといやそっちが断ってきた話だろうが、と。

こっちは言ったのに、そっちが断ってきたのに、何を今さら頼みにくんだよ、と。

ちゃんとしかるべき仁義は踏んでもらおう、という話ですよね。日本的にいえば。

ちゃんとやってもらおうといったらいきなり……例の銅像ができちゃうっていう話ですから。

で、もう全然話になりませんから……今んところ向こうが言っておられるというのは、うわさじゃあ聞いておりますけれども、私たちは財務省として直接その話は聞いたことはありません」

大統領が変わろうが、同じ国として筋は通すべきでしょう。「頭を下げられないヤツは大人じゃない」とはよくいったもので、国も同じではないでしょうか。

(吉田ハンチング@dcp)

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