先に10月10日(木)・11日(金)、ドルの価値が下がり、ユーロ高、ウォン高などが見られたことをご紹介しました。以下はDXY(ドル指数)のチャートですが、アメリカ合衆国のドルはその価値(力)を大きく下げたことが分かります(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
では円はどうなったかといいますと、実は「円安」に大きく動いたのです(市場に時差がありますけどれども)。
上掲はドル円チャートですが、基軸通貨ドルの力が弱まればユーロだけでなく、円だって価値が上がりそうなものなのですが、これが(対ドルでは)下げちゃうわけです。
そのくせ、リスクオフの際には「危機時の円」などという異名のあるとおり、やたらに価値が上昇するという、なんというか非常に困った、言葉は悪いですが「変態な通貨」です。
⇒参照:『Bloomberg』「円は残された『唯一の安価なリセッションヘッジ』-JPモルガン」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-08/PZ1GEV6JIJUR01
↑というような記事が出るのも、一般の日本人からすれば「そういうことを言うと円高になるからやめてくれ」といったところではないでしょうか。
(柏ケミカル@dcp)
⇒参照:『Money1』「日本が貸したお金って返ってくるのか財務省にマジ質問」
※これは2014年時の記事です。
https://money1.jp/archives/354
⇒参照:『Money1』「日本の高い貯蓄率は経済成長に貢献しない」
https://money1.jp/archives/1933
⇒参照:『Money1』「『フラッシュクラッシュ』は日本時間未明に起こる?」
https://money1.jp/archives/6477