文在寅前大統領はガッカリです。
韓国政府・統一部の新長官である金暎浩(キム・ヨンホ)さんが、ソウル庁舎で拉致被害者、抑留者、国軍捕虜団体の代表・家族と会い、「終戦宣言が行われれば、戦時中の拉致被害者、国軍捕虜の問題は埋もれてしまう」とし、「終戦宣言はその条件が整っていない」と述べました。
前文在寅大統領が一生懸命進めた「朝鮮戦争の終戦宣言」の全否定です。
Money1でもご紹介したとおり、文在寅大統領は、アメリカ合衆国に否定され、中国にも一顧だにされず、北朝鮮自身にも否定されたにもかかわらず、朝鮮戦争の終戦宣言を出すべく文字どおり東奔西走しました。
バチカン市国に行ってローマ教皇に会い、働きかけを行いましたが、これも無駄足でした(ローマ教皇が北朝鮮を訪問するというウソまでつきました)。
しかし、文在寅の野望は実りませんでした。この人は大統領になってから「北朝鮮の顔ばかり見て政治を行っていた」と言っても過言でありませんが、最後まで北朝鮮に喜んでもらうことはできませんでした。
付き合わされた韓国民こそいい面の皮だったわけですが、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領は、文在寅および文政権の全否定を遂行しています。
統一部の金暎浩(キム・ヨンホ)さんは、「統一部が北朝鮮を支援するような部署では駄目だ」という尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の意思を受けて新長官になりました。
当然、『共に民主党』の北朝鮮親派からは猛反発されましたが、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領は金暎浩(キム・ヨンホ)さんの指名を撤回することはありませんでした。
文在寅政権では、北朝鮮に拉致された韓国人を「戦争時とその後、消息が分からなくなった人々」と呼びました。「拉致被害者」と言うと北朝鮮を刺激するからです。
「自国民を不法に拉致する国」を擁護するような政権だったのです。
文在寅さんは本屋の主人をしながら心底がっかりしたかもしれませんが、金暎浩(キム・ヨンホ)長官の下で、統一部がまともな機関になることが求められます。
(吉田ハンチング@dcp)