中国の李強首相がおろおろしており、中国の皆さんからも「大丈夫なのか」と注目されています。
全国人民代表大会(全人代)において、国務院が中国共産党の下に入ることが決定されました。「国務院組織法」を改定し、「国務院は最高の行政機関である」としながらも、「中国共産党の指導を堅持する」とし、指揮系統上は中国共産党の下にあることを法律で明確に書いたのです。
これによって、国務院の立場は弱くなりました。完全に、法的にも中国共産党の下請け行政機関になったのです。
自分が長である組織の立場が弱くなったということは、李強さんの肩書と力も弱くなったのです。
幾つか、李強さんが大変そうな写真を以下に挙げてみます。
↑なんだかゴニョゴニョと習近平さんから文句を言われてそうな李強さん。
↑まるで鬼上司に書類の不備について怒られているかのような李強さん(しかも会議進行中)。
↑習近平さんの後ろでかしこまっているような李強さん。なんだか身の置きどころがない中間監管理職のように見えます。
最高なのは、全人代閉幕式での以下の写真です。
↑李強さんが何かをテーブルの下に落としたらしく、拾っているのですが、横の習近平さんが「何やってんだコイツ」みたいな顔をして見ています。面白いことに、隣の蔡奇さんは一切李強さんの方を見ません。さらに面白いことに、後ろの段に座る人も数人は李強さんをチラ見しています。
――というわけで、せっかく首相になれたのに李強さんは立場が弱くなり、オロオロ感が増しているのです。
(吉田ハンチング@dcp)