おススメ記事

米国市場で日本自動車の圧勝。韓国自動車ジリ貧に

広告

何度もご紹介していますが、韓国の自動車輸出は北米市場頼みになっています。

韓国の輸出入がどの国・どこの地域に依存しているのかは『韓国銀行』が詳細なデータを出しています。先にご紹介したデータを再度以下に引用してみます。

韓国の国別完成車輸出(2022年)
第1位 アメリカ合衆国……222億4,600万ドル41.1%
第2位 カナダ……32億9,700万ドル6.1%
第3位 オーストラリア……32億6,400万ドル6.0%
第4位 イギリス……22億3,800万ドル4.1%
第5位 ドイツ……17億2,700万ドル3.2%

2022年の輸出入を基にしたデータですが、2023年そして2024年現在も大勢は変化していません。韓国自動車は中国市場からさらに蹴り出される方向に動いていますので、販売台数、シェアがさらに(中国において)小さくなるでしょうが。

上掲のとおり、韓国自動車は合衆国で約4割、カナダ市場を足すと、北米市市場に47.2%、ほぼ半分が消費されるのです。韓国自動車にとって、これほど合衆国市場は重要です。

つまり、合衆国市場で負けて売れなくなると、韓国自動車は本当におしまいになってしまいます。

では、2024年01~04月、その米国市場で韓国自動車は売れているのでしょうか?

結論からいうとジリ貧になってきました。01~04月の同期で、自動車販売台数を2023年と2024年で比較すると、以下のようになります。


↑棒グラフの単位は「台」。「%」表記は、2024年が2023年同期と比較して台数が何%増えたのかを示しています。/『現代自動車』の販売台数には自称高級ブランド「ジェネシス」を含みます

業績最高、米国市場で好調――などと韓国メディアが書きますが、販売台数から見ると「本当に?」な結果です。『現代自動車』は対前年同期比で「0.4%減少」、『起亜自動車』は「2.8%減少」です。

対して、日の丸自動車は韓国自動車に圧勝する実績を挙げました。

『トヨタ』は「19.5%増加」でほぼ2割増し、『ホンダ』は「15.7%増」、『マツダ』も「8.7%増」となっています。

電気自動車の不便さが明らかになり、ハイブリッド車ニーズが高まったのが影響した結果といえるでしょう。

韓国『現代自動車』『起亜自動車』も慌ててラインアップにハイブリッド車を拡充しようとしています。果たしてうまくいくでしょうか。なにせ付け焼き刃なので。

(吉田ハンチング@dcp)

広告
タイトルとURLをコピーしました