中国経済が傾き、中国の皆さんの生活が立ち行かなくなっています。失業して職が見つからず、住宅ローンも抱えて……など、悲惨な目に遭っている人も急増。
中国語SNSでは「自らの境遇を涙ながらに訴える人」が動画を上げており、皆さん大変なご様子です。歌舞いたメディア『大紀元』などがYouTubeに転載していたりするので、読者の皆さんの中にも「見たことがある」という人はいらっしゃるでしょう。
面白いのは、その人がいかに悲惨な状況かを格付けするランキングが登場していることです。
★1つは「失業」で、これに「貯金なし」が加わると「★2つ」になります。以下がその格付けです。まるで麻雀の「役」のようです。
中国「悲惨度の★格付けランキング」
★1つ:失業
★2つ:失業+貯金なし
★3つ:失業+貯金なし+住宅ローンの返済
★4つ:失業+貯金なし+住宅ローンの返済+子供の養育
★5つ:失業+貯金なし+住宅ローンの返済+子供の養育+借金
★6つ:失業+貯金なし+住宅ローンの返済+子供の養育+借金+借金返済の催促
★7つ:失業+貯金なし+住宅ローンの返済+子供の養育+借金+借金返済の催促+病気
★8つ:失業+貯金なし+住宅ローンの返済+子供の養育+借金+借金返済の催促+病気+親が病気
★9つ:失業+貯金なし+住宅ローンの返済+子供の養育+借金+借金返済の催促+病気+親が病気+住宅が競売
★10:失業+貯金なし+住宅ローンの返済+子供の養育+借金+借金返済の催促+病気+親が病気+住宅が競売+住宅価格が半値に下落
★11:失業+貯金なし+住宅ローンの返済+子供の養育+借金+借金返済の催促+病気+親が病気+住宅が競売+住宅価格が半値に下落+家が未完成
麻雀なら役5つあれば満貫ですが、こちらはシャレになりません。実際、「嘆き動画」では複合危機というべき「役を重ねた状態」に陥った人が窮状を訴えています。
中国政府は「内需も消費も回復している」と大本営発表を連呼していますが、とてもそうは思えません。
(吉田ハンチング@dcp)