中国の皆さんの反応が「過度に自虐的」で興味深いのでご紹介します。
イラスト:だいだら
↑スポーツの話なので政治は関係ありませんが、まあ習近平さんの血圧が上がっているかもしれませんので。
2024年09月05日、2026年に開催されるサッカー・ワールドカップ アジア最終予選の初戦、日本 vs 中国が行われました。
↑YouTube『AFC Asian Cup』チャンネルの動画。
日本は「7-0」という大差で中国を撃破。
日本は歓喜の声に包まれましたが、予想以上の大敗を喫した中国はずっしり落ち込んでいます。リアルタイムの中国の反応については、例えば以下の動画で確認できます。
↑今回の試合の中国でのリアルタイムのバイブスを伝える、YouTube『グンちゃんの中国歩き』チャンネルの動画。
中国メディアでは、この大敗についての論評がさまざまに出ていますが、「三大耻辱纪录(三大恥辱記録を作った)」「9月5日,成为中国足球的一个耻辱日!(09月05日は中国サッカーの恥辱の日となった」)」
三大恥辱記録というのは、
中国男子サッカー史上日本に対する最大の敗北記録
ワールドカップ予選での1試合最多失点
予選での最大敗北記録
の3つだそうです。これは――「屈辱的だ」と。
「もう話すだけでも恥ずかしい。中国人として本当に恥ずかしい。彼らのサッカーはまるで冗談のようなものだ」
と語る中国人サッカーファンもいました。
興味深いのは、中国の国営公共放送テレビ局『CCTV』が試合を中継しなかったことです。
『CCTV』は、事前に中継しないことを公表し、
「18強戦は中国代表にとって2026年ワールドカップ出場を賭けた重要な試合であり、国民の注目を集めている。
しかし、アジアサッカー連盟の代理会社から提示された放映権料が非常に高額であり、交渉中だ」
と説明していました。「日本 vs 中国」の試合は『iQIYI』の有料放送のみとなったのです。
「勝てそうにないから中継しなかった」というのは、うがち過ぎでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)