2024年11月01日、韓国の産業通商資源部、関税庁が「2024年10月輸出入動向」を公表しました。輸出入と貿易収支の概要については先記事でご紹介しました。
韓国がなんとしても回復したい「中国貿易」についてを確認してみます。
2024年10月時点「対中国輸出」
↑黄色のマーカーが対中国輸出の金額です。10月は「121億9,600万ドル」。2024年10月時点「対中国輸入」
↑黄色のマーカーが対中国輸入の金額です。10月は「125億1,500万ドル」。2024年10月 韓国の対中国貿易
輸出:121億9,600万ドル(+10.9%)
輸入:125億1,500万ドル(-0.3%)
貿易収支(輸出 – 輸入):-3億1,900万ドル※( )内は対前年同期比の増減
⇒参照・引用元:『韓国 関税庁』公式サイト「’24年10月の輸出入状況」
2024年10月は対中国貿易で「3億1,900万ドルの赤字」でした。
直近1年間の月次での貿易収支(+なら貿易黒字/-なら貿易赤字)の推移を見ると、以下のようになります。
Money1でもご紹介したとおり、2024年は、対中国貿易で02月と09月は黒字でした。
あとの8カ月は全部赤字で、2024年の対中国貿易の赤字は累計「59億4,000万ドル」になります。
韓国は対中国貿易の回復(黒字化)を夢見ていますが、恐らくこれは戻りません。
なぜなら、韓国に技術力で追いついた中国は、もはや韓国製品を買う必要はありませんが、一方の韓国側では中国の資源・中間財を購入しなければ産業が回らないからです。
(吉田ハンチング@dcp)