韓国通貨「ウォン」の対ドルレートのトレンドが注目されています。2020年03月03日(火)が決着しました。ドルウォンチャートは以下のようになりました。
終値「1ドル=1,181.00ウォン」と大幅にウォン高が進行しました。しかし、注目すべきはプライスアクションです。以下のローソク足1本が1分間の値動きを示す「1分足」のチャートをご覧ください。
値がつかず、一気に下(ウォン高方向)に値が飛んで、約13ウォンもウォン高が進行したのです。リアルタイムで見ていた好事家の皆さんは「なんだこりゃ」と驚愕したのではないでしょうか。この大きなギャップを作っての下落の後は、以下のように出来高(取引量を示します)が激減しました(チャートは『TradinngView』より引用/TradinngViewのデフォルトではローソク足の陽線・陰線の色がInvesting.comとは逆になっていますのでご注意ください)。
FRBが0.5%の緊急利下げを発表して一時NYダウは400ドル近くも上昇したのに、すぐにまた下落トレンドに入るという日でしたから(しかもその後1,000ドル近くも値を下げました)、多くの投資家がウォンのようなローカルカレンシーに構っているヒマはなかったのかもしれません。
ともあれ03日(火)は「1ドル=1,193ウォン」近辺でもんでいたものが一気に「1ドル=1,180ウォン」まで落下するという、あまり見られないプライスアクションを目撃できた日になったわけです。
すでに2020年03月04日(水)の市場が開いています。また随時記事を制作し、ドルウォンの状況をご紹介するようにいたします。
追記
2020年03月04日(水)の市場が開きましたので、11:45現在(日本時間)のドルウォンチャートについて以下の記事を制作しました。03日(火)が上記のような展開でしたので微妙な値動きになっています。本記事に併せてお読み頂ければ幸いです。
(柏ケミカル@dcp)