中国・重慶市で電動バイク自然発火で大火事。2025年1Q「1日当たり20.7件燃えている」

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2025年06月11日、中国重慶市九龍坡区渝州路の電動バイク(電動自電車)駐車エリアで突然火災が発生しました。


↑最初は1台が自然発火しただけだったのですが延焼してこのような事態に。

目撃者の証言によると、当初は1台が出火しただけでしたが、短時間のうちに火の手は周囲の数十台の電動自転車を飲み込んで延焼。

とにかく中国では電動バイク(电动自行车)が燃えすぎです。

06月06日02時頃、江西省贛州市のある住宅団地の充電用車庫内で1台の電動バイクが突然発火。


↑06月06日に発生した電動バイクの自然発火事故では延焼して周囲に停めてあった車両も被害を受けました。


↑06月06日の火災後の現場。丸焼けで無惨な光景に。

火は急速に10数台の電動バイクや隣に停めてあった小型車にまで延焼。この火災により、13台の電動自転車が焼失し、3台の小型車が被害を受けました。

『新华日报(新華日報)』の記事に面白いことが書いてありますので、以下に引用します。

(前略)
国家消防救援局が公表したデータによれば、今年第1四半期だけで全国において電動バイク(电动自行车)の火災は1,863件発生している。

近年、電動バイクの安全問題はたびたび社会の関心の的となっている。

その原因としては、一方で多くの車両が「使用期限超過」のまま運用され、使用年数が長くなるにつれ配線の老朽化やバッテリー性能の劣化が進み、知らぬ間に安全上のリスクが生じていることが挙げられる。

もう一方で、市場にはなおも国家の強制的基準を満たさない「三無」(製造元不明、認証なし、保証なし)製品が流通しており、道路交通の安全にとって重大なリスクとなっている。
(後略)

⇒参照・引用元:『新華日報』「重庆电动自行车火灾再敲安全警钟,莫让老旧电动车成安全盲点」

中国の消防局によると2025年第1四半期だけで電動バイクの火災が「1,863件」も発生している――というのです。

2025年の第1四半期は、「01月:31日」「02月:28日」「03月:31日」で計90日ですから、「1,863件 ÷ 90日」で、「1日当たり:20.7件」火災を起こしていることになるのです。

現在でも「国家の強制的基準を満たさない製造元不明・認証なし・保証なしの電動自転車が流通している」という呆れた状態――とのこと。

中国は無茶苦茶です。

(吉田ハンチング@dcp)

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