最初は全く招待国でなかったくせに(恐らく無理からねじこんで)わざわざカナダまで出掛け、G7サミットに「参観」した韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領。
2025年06月16日(現地時間)正午にCalgary(カルガリー)空港に到着。
G7サミットのセッションが行われたのは「Kananaskis(カナナスキス)」でしたので、そもそもカルガリーとは70kmも離れています。
李在明(イ・ジェミョン)さんのスケジュールは以下のようになっていました。
G7議長国カナダ主催の公式行事
2024年06月17日 午前
カナダ・カナナスキスへ移動
G7公式歓迎式および記念撮影
G7拡大会合への出席および昼食
2024年06月17日 午後
カルガリーへ移動し帰国準備
2024年06月18日 夜(韓国時間)
韓国帰国
G7メンバーが集うメイン会場とは違うカルガリーで待機していたのです。70kmも離れていたので、アメリカ合衆国のトランプ大統領とすれ違う機会すらありません。
トランプ大統領は初日のスケジュールをこなした後、さっさと帰国しましので、李在明(イ・ジェミョン)さんが17日カナナスキスに移動しても、トランプ大統領はもういませんでした。
合衆国から「こいつは中国の味方だな」と思われている李在明(イ・ジェミョン)さんとしては、なんとか爪痕を残したいと必死だったのですが、その機会は失われました。
華麗なる外交デビューは、大変粗末なものとなりました。焦って無理やりねじ込むからこういうことになるのです。「大笑いな結末」といえるでしょう。
成果はゼロです。
なぜなら、合衆国のトランプ大統領を接触することだけが目的だったからです。取り付く島もなかったわけですから。
↑このために参加したといってもいい、李在明(イ・ジェミョン)さん待望の記念写真セッション。
このフォト・セッションの見どころは、撮影終わりすぐに、前にいたゼレンスキー大統領と李在明(イ・ジェミョン)さんが握手をしたことです。
李在明(イ・ジェミョン)さんは、2022年に「キャリア6カ月の素人政治家が大統領になり、NATO加盟加盟を公言してロシアを刺激したため、結局、衝突した」と述べたことがあるのです。
この人の面の皮はどのくらい厚いのか、非常に面白いシーンでした。
世界の有力国の首脳が一堂に会する機会でしたので、李在明(イ・ジェミョン)さんは立ち話を多数こなすことになりました。
ちなみに立ち話レベルの会合を「略式会談」などと強弁するのは韓国だけです。
(恐らく無理から参観することになった)李在明(イ・ジェミョン)さんには分らないかもしれませんが、そもそも招待国の皆さんは会談の予定は以前から準備しているので、闖入者に対して割ける時間など、普通はないのです。
日本の外務省は、石破茂首相と李在明(イ・ジェミョン)さんの会合に時間を設定してあげました。
この石破茂 – 李在明(イ・ジェミョン)会談では(韓国メディアによると)以下のことが合意された――としています。
国交正常化60周年を迎え、堅固かつ誠実な日韓関係の基盤を構築していくことを確認
シャトル外交の復元に向けた両国間の協議に乗り出すことに
過去の歴史は歴史として適切に管理し、未来志向的な関係の発展に共感
日米韓三国の協力の継続・発展を約束し、李大統領就任前の外交基調である日米韓協力の原則を再確認
「過去の歴史は歴史として適切に管理し、未来志向的な関係の発展に共感」という文言が入っていることを見逃さないでください。
韓国の言う未来志向は「韓国にとって都合の良い未来を志向したものである」点に注意しなければなりません。
――ともあれ、李在明(イ・ジェミョン)さんは何しに来たのかよく分らない日程を消化し、帰国となりました。
肝心の写真にはトランプ大統領の姿はありませんし、本当に何をしにカナダまで出掛けたのでしょうね。
(吉田ハンチング@dcp)