2025年07月17日、アメリカ合衆国の財務省が2025年05月時点での「合衆国公債の主要ホルダーの保有金額」を公表しました。
2025年05月
中国:7,563億ドル⇒参照・引用元:『アメリカ合衆国 財務省』「Table 5: Major Foreign Holders of Treasury Securities」
「04月:7,572億ドル」から「05月:7,563億ドル」へと保有額はさらに9億ドル減少しました。
2020年01月から2025年05月までの「中国の合衆国公債保有金額」の推移は以下のようになります。

中国は米国債の売却を続けています。しかし、一方で実は中国は、タックスヘイブンを通じて「別名義」で合衆国公債を購入・保有しているのだ――という指摘があります。
国際マクロ経済・資本フローの専門家として知られ、国務省財務省シニアエコノミストとして、特に2011〜2015年には「国際経済分析担当副次官補」を務めたBrad Setser(ブラッド・セッツァー)さんは、
中国がベルギー、ルクセンブルク、香港、ケイマン諸島などのオフショア口座を通じて米国債を代理保有し、「シャドー・リザーブ(影の外貨準備)」を構成し、TIC報告(U.S. Treasury International Capital System Reports: 国際資本統計報告)の監視を回避している可能性がある
――と指摘しています。
(吉田ハンチング@dcp)






