2025年09月04日(現地時間)、アメリカ合衆国ジョージア州、『現代自動車』『LGエネルギーソリューション』の合弁会社が建設している工場で、475人が合衆国当局によって逮捕・拘束されました。
うち韓国人・316人が09月11日に釈放され、韓国政府のチャーター機に乗って、09月12日15:24頃、仁川空港に帰国しました。

↑アトランタから仁川空港に到着した皆さん。
この逮捕・釈放劇に対して韓国の皆さんから怒りの声が上がっています。しかし、就労が許可されていないビザで合衆国に入国し、働いていたのは韓国人だ――と当局が断じている点です。
『The Guardian』の報道によれば、「少なくとも一人の韓国人労働者は有効な B-1/B-2ビザ を所持していて、そのビザの条件を破っていなかった」としています。
合衆国当局および政府は「不法労働だから摘発されて当然だ」という態度であり、韓国に皆さんは(論点はおかしいものの)怒っているわけです。

↑プラカードには「フリーダム・エッジを止めろ」「米・日・韓の戦争演習反対」「日米韓戦争演習反対」と書かれています。横断幕には「新冷戦対立を激化させる日米韓多領域軍事訓練“フリーダム・エッジ”を中止せよ!」と書かれています。こんな主張を行う団体の背後にいるのは「誰」でしょうか。
韓国メディア『文化日報』は「『反米』の声を上げる左派陣営…米韓同盟を揺さぶる」という記事の中で以下のように書いています。
(前略)
一方、今回の韓国人拘禁事態を契機に国内の反米デモが再び燃え上がる兆しを見せている。『国民主権党』はこの日午後7時からソウル鍾路区在韓米国大使館北側で『自主民主平和統一民族委員会』と共に、
「不法拘禁・関税脅迫・戦争アメリカ糾弾」
「日米韓連合訓練中止」などを要求するキャンドル集会を開く。
去る04日の韓国人労働者拘禁事態以降、ソウル一帯で開かれたアメリカ糾弾デモはこの日までで5回に達したと集計された。
『国民主権党』というのは2023年に結成された木っ端政党で、国会議員はいません。『自主民主平和統一民族委員会』はもう名前からして「……そうなのね」な組織です。

ここぞとばかりに(クズ男こと曺国(チョ・グク)がつくった)『祖国革新党』の議員、金峻亨(キム・ジュンヒョン)さんが面白いことを言っています。

↑『祖国革新党』の(当時の)重鎮。右が金宣旼キム・ソンミン)元健康保険審査評価院長。中央はクズ男こと曺国(チョ・グク)。金峻亨(キム・ジュンヒョン)元国立外交院長。
『KBS』の報道によると、趙顕(チョ・ヒョン)外交部部長(長官:外相に相当)に対して、韓国人が逮捕されたことに怒り、以下のように発言しました。
「われわれが技術と資金を持ってアメリカに投資してやっているのに、こんな扱いを受けるのか」
「観光ビザで入国し、英語学校などで働くアメリカ人講師について全数調査を行うことを要求する」
「簡易調査でも対象者が2,000人を超える見通しだ」
⇒参照・引用元:『KBS』「“우린 관광비자로 들어온 미 영어강사 없냐!” 국회서 나온 ‘맞불’ 대책 [이런뉴스]」
韓国人が不法就労で逮捕・拘束された報復に、英語学校に務める講師2,000人(信憑性の有無は不明)が、不法就労でないか全数調査しろ――と言っています。
合衆国相手にこれが実際にやれるかどうか――面白いので実行してみてはいかがでしょうか。
ちなみに、傑作なことに金峻亨(キム・ジュンヒョン)議員の
長女
次女
長男
は、2015年04月に掲載された法務部の国籍離脱公示によれば、全員が合衆国の国籍を保有しています。『ノーカットニュース』の報道によると、金峻亨(キム・ジュンヒョン)議員は、
(前略)
先立って金候補の長男がアメリカ国籍を選択し、兵役を履行しなかった事実が明るみに出て論議となったことがある。すると金候補は先月(2024年03月:引用者注)27日、自身のFacebookに「長男は韓国国籍を再び取得することを決めた。大学卒業直後に入隊する予定だ」と釈明した。
金候補は続けて「私の配偶者と満14歳の長男は2015年、韓国にいる私と共に生活するため入国したが、生まれてからずっとアメリカで育った長男は学制問題、言語疎通の問題で韓国内のインターナショナルスクールに進学せざるを得なかった」と主張した。
ただし二人の娘の国籍についての言及は別になかった。
金候補は二人の娘の国籍が追加で知らされて論議になると、前日「私は在米同胞と国際結婚をしたため、国籍問題は遠征出産のような違法や抜け道ではなかった」とし、「二人の娘はアメリカで生まれ、今もアメリカで暮らしている」と改めて釈明した。
(後略)
――と報じています。
(吉田ハンチング@dcp)






