韓国APEC首脳会議に「K-フードステーション」登場。

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2025年10月31~11月01日に韓国慶州で「APEC 2025」首脳会議が開催されます。

韓国はなぜか「国格を高める機会」「韓国が世界に復帰したことを伝える良い機会」などとおっかしなことをいい、成功させようと必死になっています。

韓国メディア『ソウル経済』に面白い記事が出ていますので、以下に一部を引用します。

(前略)
今月開かれる「2025慶州アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議」に、韓国内の主要食品大企業が続々と公式スポンサーとして合流している。

政府が1~3次にわたりスポンサーを募集してきた中、食品業界では、

『CJ第一製糖』
『農心』
『キョチョンF&B』
『東亜大塚』
『富昌製菓』など

が現物提供による協賛を行う予定だ。

09日、食品業界によると、『農心』はAPEC首脳会議の期間中にカップラーメンを提供することにした。

これを通じて『農心』は、行事参加者を中心にグローバル広報活動をさらに加速させる方針だ。

『農心』はこれに先立ち、Netflixアニメーション『K-POP デーモンハンターズ』と協業し、辛ラーメンなど主要製品にキャラクターを適用して海外消費者との接点を拡大してきた。

『キョチョンF&B』が運営するキョチョンチキンも公式スポンサーに確定した。

『CJ第一製糖』は、この期間にAPEC行事を訪れる来賓などを対象に、「マッバム(味付け栗)」や「キムスナック」などの軽食を現物提供する予定だ。

『富昌製菓』は、会議期間中に開かれる公式晩餐など主要行事で胡桃饅頭を公式デザートとして提供する計画である。

ただし、一部の企業はまだ公式MOU契約の締結手続きを残していることが確認された。

これに先立ち、『東亜大塚』は自社の機能性缶ウォーター「THE 마신다(ザ・マシンダ)」を公式協賛飲料として提供することを決定した。

今年7月に慶州で開かれた第3回高位管理者会議を皮切りに、各種閣僚会議および首脳会議の期間中に製品を供給する。

また、済州特別自治道開発公社も「済州三多水(チェジュ・サムダス)」を提供する。

2010年のG20首脳会議の際にも飲料水を提供した縁を受け継ぎ、今回のAPEC第1~3次高位管理者会議と中小企業閣僚会議(済州)、さらに首脳会議まで水を供給する予定だ。

慶州ブランドの「黄南ファンナムパン」は、APEC公式会議の出席者だけでなく、外交部がAPEC広報のために運営する全国巡回フードトラックでも軽食として提供される。
(後略)

⇒参照・引用元:『ソウル経済』「[단독] 경주 찾는 APEC 정상들, 농심 컵라면·교촌치킨 먹는다」

『農心』といえば、日本でも「辛ラーメン」で有名なラーメンメーカー。

APEC首脳会議の期間中にカップラーメンを提供するそうです。

『キョチョンF&B』というのは、韓国を代表するフライドチキン専門チェーンの一つです(以下は公式サイト)。

かつて韓国ではフライドチキンといえば辛いコチュジャン味が主流でしたが、『キョチョン』は「しょうゆ+ニンニクベースのソース」を使ったチキンを開発。「甘じょっぱく香ばしい味」で大ヒットしました。

代表メニュー「교촌 오리지날(キョチョン・オリジナル)」や「허니콤보(ハニーコンボ)」が有名です。

『東亜大塚』の機能性缶ウォーター「THE 마신다(ザ・マシンダ)」というのは、以下です。

『東亜大塚』は、日本の『大塚製薬』と韓国の『東亜製薬』の合弁会社です。「マシンダ」は無糖・無カロリーの飲料ですが、カフェイン微量添加タイプや電解質補強タイプなど複数バリエーションがあり、コンビニでは「水とエナジードリンクの中間」のような扱いです。

『済州特別自治道開発公社』の「済州三多水(Samdasoo)」というのは以下です。

韓国を代表するミネラルウオーターですが、名称は済州島の別名「三多島(サムダド)」に由来します。済州島の火山岩層を420mから地下水を汲み上げて原水に使用し、天然濾過された弱アルカリ性の軟水(pH7.8前後)です。

面白いのは「黄南パン」です。


↑韓国慶州の銘菓とされる「黄南パン」。日本併合時代に日本人に技術を学んだ崔永和さんが1939年に生み出しました。

これは慶州を代表する伝統スイーツ・銘菓ですが、日本併合時代の1939年(昭和14年)に慶州・黄南洞で創業した「최영화 제과점(崔永和製菓店)」が原点です。

あんこが入っており、ミニアンパンというか焼き饅頭のようなテイストのお菓子です。

創業者・최영화(崔永和)さんは、日本人から製法を学び、当時の「文明開化的な菓子」として「あん入り焼き饅頭」を地元で再現しました。

韓国では珍しいことに、代を継いで製造は続き、現在では創業80年を超える超老舗店であり、「韓国伝統のお菓子」という地位を築いているのです。

さらに面白いのは――、

韓国政府が、APEC首脳会議期間中に「Kフード・ステーション」を設置・運営する予定

――という点です。公式スポンサーは、APEC首脳会議の参加者(代表団・報道関係者など)にKフード体験の機会と休憩空間を提供する計画とのこと。

韓国のいう「超格差K-APEC」の真骨頂というところでしょうか。

(吉田ハンチング@dcp)

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