2025年12月24日、韓国の産業通商資源部が面白いことを言い出しました。
「K-消費財をグローバルに拡大するめの方策を考えた」というのです。
韓国は何にでも「K」を付けるヘンな国ですが、「病膏肓に入る」とはよくいったもので、とうとう消費財にまで「K」が付きました。
産業通商資源部の認識では、「輸出多角化の必要性が高まる中、K-消費財輸出の機会が拡大している」とのこと。
また産業通商資源部が「有望」だと見込んでいる「5大有望消費財」というのは、
「5大有望 K-消費財消費財」
・食品
・化粧品
・医薬品
・生活用品
・衣類
――とのこと。同部によると、2025年01~11月の有望消費財の輸出額は「422億ドル」。10年前(210億ドル)に比べて約2倍に増加している――そうです。
「だからイケるでー」と思ったようです。以下がK-消費財を拡大する方策です。
2030年には「700億ドル」の輸出を達成する――としています。
【ビジョン】2030年「K-消費財」輸出700億ドル達成
※2024年 5大有望消費財輸出額:427億ドル◆機会要因
グローバル消費財市場の拡大
K-POP、K-コンテンツなど韓流の拡散
オンライントレード・越境EC需要の増加◆弱点
零細・小規模、内需中心
グローバル流通インフラの未整備
認証など輸出障壁の存在<<推進方向>>
韓流(K-Wave)連携によるK-消費財のプレミアム化
流通中心連携による輸出産業構造の高度化
流通企業・消費財企業の同伴成長<<4大推進課題>>
課題❶:韓流連携マーケティング強化
韓流博覧会・Kカルチャー展示・体験館の造成
消費財展示会 3,000社支援
訪韓バイヤー対象K-消費財の広報課題❷:消費財特化型流通・物流の改善
海外消費者向け越境ECの活性化
K-消費財物流デスク10か所新設
コールドチェーンなど特化物流インフラの拡充課題❹:認証・知的財産権など輸出障壁の解消
「消費財認証専担班」の発足
海外認証統合情報システムの構築
韓国版NTE(障壁報告)報告書の発刊
知的財産の確保・紛争解決支援の強化課題❹:K-消費財プレミアム企業の育成
企業成長フラッグシッププロジェクトの推進
ハラールなどの有望市場進出支援の拡大
K-消費財貿易金融25兆ウォン(~2030年)
消費財競争力向上のための省庁横断協議体の構成⇒参照・引用元:『韓国 産業通商資源部』公式サイト「’30년 유망소비재 700억불 수출 목표로, 「K-소비재 수출 확대 방안」 마련」
韓流K-Waveにノッて「K-消費財のプレミアム化」を促進するそうです。
輸出の多角化が求められているのは確かですが、「K-WAVE」はちょっと新しいですね。「J-WAVE」走っていますが、K-WAVEは……。まあ何でもやってみなはれ――ではあります。
(吉田ハンチング@dcp)






